阪急文化財団ブログ

俳句コンテスト

本日、春季展「芭蕉・蕪村 -人と書と絵-」にちなんだ、

「俳句コンテスト」の表彰式を執り行いました。

連休中にも関わらず、たくさんの生徒さん、および保護者の方にご参加いただきました。

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入選作は5日までマグノリアホール内にて掲出していますので、

美術館に御寄りの際はぜひとも、若き才能を見て頂きたいものです。

芭蕉・蕪村展

昨日から、春季展「芭蕉・蕪村 -人と書と絵-」展が開催しております。

芭蕉と蕪村という2人の偉大な芸術家に注目し、

それぞれがいかなる芸術を生み出して、私たちに残していったのかを、

その書や絵画を鑑賞しつつ、人間としての魅力を探る展覧会です。

また、このたびは、「大人も子供も楽しむ」ということに主眼をおいていますので、

ぜひ、子どもさんとご一緒に展示をお楽しみいただければな、と思っています。

 

5月1日には、池田市内の中学2年生を対象にした、「俳句コンテスト」を実施します。

池田の芭蕉は、誰に決定するのでしょうか?

また、優秀作品100句は、5月1日のコンテスト日より5月5日まで、

館内にあるマグノリアホールにて掲出されますので、

ぜひ、若い発想で生み出された名句たちをご覧にいらしてください。

 

 

この「芭蕉・蕪村」展は、6月27日まで。

途中に1度展示替えを挟みます。

前期が5月23日まで、後期が5月25日から6月27日までです。

展示替えで一部の作品が入れ替わりますので、ぜひ、どちらもご覧ください!

サロンコンサート

めずらしくも、早めの更新です。

みなさんは、毎月3回館内にあるマグノリアホールで行われている、

「マグノリア・サロンコンサート」をご存じですか?

「大阪フィルハーモニー交響楽団」・「関西フィルハーモニー管弦楽団」・「ハーベスト・コンサーツ」から、

演奏者をお招きして開催されているコンサートです。

土曜や日曜日の昼下がりに、優雅にクラッシックを楽しめますよ。

しかも、このサロンコンサート、チケットが1枚1000円というお安さ。

これなら、今までクラッシックというだけで敬遠気味だったとしても、

スタートしてみるにもお手頃なお値段ですよね。

直近のサロンコンサートは、来週末の10日の14時から開催!

この日は、大阪フィルハーモニー交響楽団より、

トランペットの篠﨑 孝さんと、チューバの川浪 浩一さんによるサロンコンサートです。

池田近辺の桜の木を楽しみがてら、土曜日の昼下がりにクラッシック観賞はいかがですか?

年度末

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本日は年度末ですね。

桜が咲き始めたと思ったら、真冬並みの寒さが続いていたので、

桜の様子はどうかな、と心配していたのですが、

今日、旧館の方に用事があったので調度見れました。

これは正門のところにある桜の木なのですが、

ここはとっても日当たりがいいので、いつも他の場所より早めに咲きます。

ここで、そうですね、5分咲きくらいでしょうか。

本当はお庭にある茶室「費隠」の裏の桜の木は満開に近いのですが、

今は「小林一三記念館」のオープンに向けて急ピッチで工事が進んでいるところなので、

お庭の方には回れませんでした。残念。

庭にもたくさん桜の木があるのですが、記念館の開館は22日なので、

皆様に見ていただくこともできませんね。

もし、それまでにお庭に入れそうならせっかくなので写真におさめてきますね。

せっかく綺麗に咲いた桜も、見てくれる人がいないと可哀そうですものね。

 

美術館の春季展「芭蕉・蕪村 -人と書と絵-」は4月17日(土)から、

記念館の開館は4月22日(木)からです。

もう少しお待ちください!

東風吹かば

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梅にまつわる歌といえば真っ先に私が思い出すのは、

 

東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな   菅原道真

                         

ですが、みなさんはいかがですか?

この歌は初出の『拾遺和歌集』では「春を忘るな」なのですが、後に「春なわすれそ」と変化しています。

どちらかというと、「春なわすれそ」の方が一般的になってきているのでしょうか。

私にとっては「春を忘るな」の方がなじみが深いのですが。

 

「梅」といえば、『万葉集』のころは、「花」といえば「梅」を指していたくらいでしたが、

『古今和歌集』の頃になると、「花」といえば「桜」を指すようになります。

奈良時代から平安時代に移り変わる際に、何らかの変化があったのでしょうね。

 

写真の梅の花は、もともと美術館のあった、雅俗山荘内で咲いていた白梅です。

最近の暖かさでようやく見ごろを迎えました。

今は「小林一三記念館」開館に向けての工事中ですので、

見に訪れる者といえば、工事の方々か私たちくらいなもの。

せっかく綺麗に咲いているのに、少し梅の木に申しわけない気がします。

記念館のオープンまでには散ってしまうでしょうけれど、

来年はきっとまた多くの皆様に見ていただけるのではないかな、

そうだったらいいな、と思っています。