筑前琵琶 上原まりさんコンサートを開催しました♪
2012年02月05日
おはようございます♪ 今日は、昨夜開催した、当館展示室での初めてのコンサート、 「筑前琵琶 上原まり 幽幻の調べ -白梅図屏風とともに-」について、 裏話をまじえつつご紹介したいと思います。 まず、何と言っても心配だったのが、会場設営! これは、前日の夜に、展示室内で入念なセッティング検証を行い、 椅子を一度全部並べて配置を確認、ビニールテープでバミる(マークを付ける)ことにしました。 展示室の床に転々と黒いビニールテープが貼られていたのは、少し不気味でした(笑) 音響の方(PAさん)にも入っていただいて、 上原さんもわざわざ前日にもご来館いただき、音合わせ。 何と言っても展示室ですから、音の響きがどうなのかなぁと思っていたのですが、 想像していたよりも、ずーっと音がいい具合に響き一安心でした。 このリハーサルの日に、初めて上原さんの琵琶をお聞きしたんですが、 とても素晴らしく、私達がお客様より先に興奮する始末でした。 そして、当日(4日)、展示室内からお客様がいらっしゃらなくなったのを見計らって、 会場設営をスタートさせました。 何と言っても開場まで40分しかなく、時間との勝負。 職員を椅子並べ係、舞台設置係にわけて、人海戦術です。 一番の心配でしたが、前日の準備のおかげで、30分で予定通り整えることができました。これは、ライティングチェックなどをしている最後の状態です。 すでに、展示室内に所狭しと椅子が並べられてるのがわかりますか? そしてたくさんの方に並んでいただいておりましたので、予定を10分早めて開場。 チケットは既に全席完売しておりましたので、大変な数のお客様に来て頂きました。 そして、開演。 上原さんは、平清盛がとてもお好きだということで、 自然解説にもその思いが伝わってきました。 「平家物語」の物語の内容を説明いただいて後、弾き語りをしていただいたので、 とてもわかりやすく、場面が臨場感をもって容易に想像できました。 あまり「平家物語」をご存じない方にも、とてもわかりやすかったのではないでしょうか。 上原さんはお話になるときは、とても可愛らしい声をされているのですが、 一度弾き語りをされると、低音のとても迫力のある声になられるんですね。 「平家物語」から2場面「祇園精舎」と「壇ノ浦」、 「吾妻鏡」から1場面、静が鶴岡八幡宮で舞を踊る場面を弾き語りいただきました。 そして、最後には、洋楽と琵琶のコラボレーションということで、 平城遷都1300年祭の時に、作曲家の大島ミチルさんと共に作曲された、 「まほろば」という曲を演奏してくださいました。 もう、リハーサルの時にこの「まほろば」を最初にお聞きしてから、 ずーっと脳内リフレインするくらい素敵な曲です。 アンコールにもお答いただき、展示室内でのコンサートは幕を下ろしました。 お帰りの際に、お客様にも「とてもよかったです」とお声掛けいただき、 こちらとしても初めての企画でしたから、どうだろう?? と不安に思っていた部分もありましたので、 とても嬉しかったです。 まだまだ反省点や課題はあると思いますが、今後もこのような企画が実現できればいいな、 と職員一同考えています。 今日も頭の中には「まほろば」が鳴り響いています♪ ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ~3月4日まで、早春展「呉春の俳画と写生画 -特別公開 重文「白梅図屏風」-」開催中! 詳しくはこちらからどうぞ♪


あいにくの雨模様(土砂降りでした)が、
20人弱のお客様がいらしゃって下さいました。
ありがとうございます。
前期の酒呑童子の鬼退治と違い、
稚児物語という、なかなか馴染みのない物語でしたので、
展示していない巻に何が書かれているかなどを中心にお話させていただきました。
熱心に聞いてくださって、ありがとうございました。
この「絵巻 -大江山酒呑童子・芦引絵の世界―」は、
12月4日までです。
会期終了が近づいてきておりますので、
お忘れなく、ご来館くださいませ♪
大阪府泉北郡忠岡町にある「正木美術館」にお邪魔しました。
高橋範子副館長にご案内いただき、
開催中の「墨痕 -託された想い-」にまつわるお話を頂きました。
とてもわかりやすいお話に、皆様、感激されていました。
次は、こちらの、
根来寺で昼食をとり、主任研究員の中川委紀子さんにご案内いただきました。
根来寺の由来や仏像のお話などを分かりやすくお話いただきました。
そして、世界遺産でもある、
丹生都比売神社です。
熊野との関係について、神主の方からご説明いただきました。
日本人の元々もっている信仰心のお話や、
個人的には、パワースポットの本に載った時のお話が面白かったです。
(なんでも神社にあるトイレが載ったとのこと)
最後に「めっけもん広場」で柿やぶどう、梨、野菜などの地場産の農作物の買い物をしました。
ちょっと4か所まわったので、タイムスケジュール的に厳しかったのは反省点です。
ただ、概ね参加頂いた皆様にも好評だったこの旅行ですが、
今後も年に1度くらいは実施していきたいと考えています。
こういったイベントは、阪急文化財団 友の会の会員の皆さまに優先的にご案内しております。
この機会にぜひ、友の会にご入会ください☆