阪急文化財団ブログ

展示室でコンサート♪

こんにちは。

またまた久しぶりの更新になってしまいました。すみません。

今日はちょっとお知らせです。

来年の早春展は、新春1月14日(土)から開催します。

タイトルはずばり、2012早春展「呉春の俳画と写生画 -特別公開 重文「白梅図屏風」-」。

およそ、2年ぶりになる、呉春の代表作にして、

当館を代表する収蔵品の一つでもある、呉春の「白梅図屏風」が登場です。

そこで、この展覧会に関するイベントとして、

2月4日「筑前琵琶 上原まり幽幻の調べ -白梅図屏風とともに-」を開催します!

そう、タイトルにもあります通り、このコンサートは逸翁美術館の展示室内で行います。

呉春の白梅図屏風の前で、上原まりさんに筑前琵琶を演奏していただきます。

展示室内でのコンサートは、当館としても初めての試みです。

展示室内を使いますので、

コンサートは2月4日(土)18時開演になります。

描かれている様と同じ様に、夜の闇の中に浮かび上がる白梅図屏風とともに、

上原まりさんの奏でる妙なる音色に酔いしれてみませんか?

チケット料金は2800円(全席自由)

お申込み方法は、ファックスもしくはメール・往復はがきにて受付けします。

ご氏名・ご住所・お電話番号(FAX番号)・公演日時・必要枚数をご明記の上、

FAX  072-751-2427

E-mail  itsuo-magnoliahall@hankyu-group.jp

往復はがき  563-0058 池田市栄本町12-27

逸翁美術館「上原まり幽幻の調べ」係

まで、お申込みください。

このコンサートについての詳しい内容はここをクリック!

二度とないチャンスです。お聞き逃しなく!

今年の更新は恐らく(多分絶対)今日が最後になるかと思います。

2011年は未曾有の大災害があったいたましい年でありました。

来年は、明るい年になりますように。

皆様、よいお年をお迎えください。

ギャラリートーク開催しました vol.2

この会期2回目のギャラリートークが本日、終りました。

こんな感じの風景です。

 

2011.11.19 039

あいにくの雨模様(土砂降りでした)が、

20人弱のお客様がいらしゃって下さいました。

ありがとうございます。

 

前期の酒呑童子の鬼退治と違い、

稚児物語という、なかなか馴染みのない物語でしたので、

展示していない巻に何が書かれているかなどを中心にお話させていただきました。

熱心に聞いてくださって、ありがとうございました。

 

この「絵巻 -大江山酒呑童子・芦引絵の世界―」は、

12月4日までです。

会期終了が近づいてきておりますので、

お忘れなく、ご来館くださいませ♪

「阪急文化財団 秋の見学旅行」開催報告

10月8日(土)に、阪急文化財団の主催する「秋の見学旅行」に行ってきました。

まずは、

masaki

大阪府泉北郡忠岡町にある「正木美術館」にお邪魔しました。

高橋範子副館長にご案内いただき、

開催中の「墨痕 -託された想い-」にまつわるお話を頂きました。

とてもわかりやすいお話に、皆様、感激されていました。

次は、こちらの、

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根来寺で昼食をとり、主任研究員の中川委紀子さんにご案内いただきました。

根来寺の由来や仏像のお話などを分かりやすくお話いただきました。

そして、世界遺産でもある、

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丹生都比売神社です。

熊野との関係について、神主の方からご説明いただきました。

日本人の元々もっている信仰心のお話や、

個人的には、パワースポットの本に載った時のお話が面白かったです。

(なんでも神社にあるトイレが載ったとのこと)

最後に「めっけもん広場」で柿やぶどう、梨、野菜などの地場産の農作物の買い物をしました。

 

ちょっと4か所まわったので、タイムスケジュール的に厳しかったのは反省点です。

ただ、概ね参加頂いた皆様にも好評だったこの旅行ですが、

今後も年に1度くらいは実施していきたいと考えています。

こういったイベントは、阪急文化財団 友の会の会員の皆さまに優先的にご案内しております。

この機会にぜひ、友の会にご入会ください☆

2011秋季展ギャラリートーク1回目

ついさっき、この秋季展第1回目のギャラリートークを終えました。

微妙な天気の中、お集まりいただいた皆様に感謝です!

 

2011.10.22

 

トーク中風景です。

・・・私は埋もれてて見えません(笑)

 

ここは、当館所蔵の「大江山絵詞」下巻の、

酒呑童子が首を斬られる場面の前ですね。

壁に貼ってあるのは、写真パネルです。

当館の「大江山絵詞」とサントリー美術館さんの「酒伝童子絵」、

両絵巻の同じ場面の描かれ方の違いや、

お話の違いなどを、説明させていただきました。

楽しんでいただけていればいいのですが。

 

次回は11月19日(土)午後2時からです。

今度は後期期間中なので、「芦引絵」と徳川美術館さん蔵の「青蓮院稚児草紙」が展示されています。

「鬼退治」から「稚児物語」へ。

かなり雰囲気の違う展示室になるんじゃないか、と思っています。

「稚児物語」はなかなかトークするのが難しい題材ですけどね。

少しでも楽しんでいただけるように、原稿用意しておきます!

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「大江山絵詞」と「酒伝童子絵」が見れるのは、明日23日(日)まで!

25日からは、後期展示になりますよ。

詳しくはこちらから →「絵巻 -大江山酒呑童子・芦引絵の世界-

10月1日(土)狂言の集い -狂言と絵巻のたのしみ方ー開催しました

本日は、2011秋季展「絵巻 -大江山酒呑童子・芦引絵-」に因んだイベントとして、

能楽師大蔵流狂言方の茂山良暢さんをお迎えし、

「狂言の集い -狂言と絵巻のたのしみ方-」を開催しました。

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今回は、初めて狂言に触れ合う方にもより楽しんでいただくために、

まずは狂言とはどんなものなのか、ということをご説明いただきました。

実際に何枚もの肩衣をご持参いただき、ご披露いただきました。

 

また、休憩時間中にはこのような形で

 IMG_2996013

 様々な模様の肩衣を身近に拝見する機会を設けて下さいました。

今日のお客様は、とても貴重な機会になりましたね。

 

 さて、本日の演目は、「伯母ヶ酒(おばがさけ)」です。

今日はただいまの展覧会でも前期展示中にあたるため、

酒呑童子という「鬼」を退治する絵巻が展示中です。

そこで、特に「鬼」が出て来る演目をお願いいたしました。

 

「伯母ヶ酒」というお話は、酒好きの太郎が、

お酒を販売している伯母に「鬼」の面をかぶって脅かしてお酒を飲もうというお話です。

 IMG_3000017

かなり写真が暗くてすみません・・。

演じられている最中にフラッシュたくわけにもいかず・・。

雰囲気だけでも伝われば。

 

とても楽しい舞台でした。

なにぶん、狭いホールですし、舞台も絨毯張りですので、

動きにくいのではないかなぁと思ったのですが、

そこは流石プロの方ですね。

 

美術館で狂言を見る機会はなかなかないですし、

今後もご協力いただいて、続けていければと思います。