阪急文化財団ブログ

春季展「与謝野晶子と小林一三」本日から開催!

本日午前10時より、春季展「与謝野晶子と小林一三」の展覧会を開催しております。

今回の展示の最大の目玉は、何といっても、

「与謝野晶子の新出書簡3通」の初公開です。

  与謝野寛(鉄幹)・晶子の書簡は、 すでに書簡集として、世に広く紹介されていますが、 今回の書簡は当館が2009年に行った引っ越しの際に発見された、 未整理の書簡の束から発見されたものです。 この新出書簡は、自分の娘の結婚式の婚資が不足しているため、 寛の持っていた洋画を一三に購入してくれないか、という打診に関する書簡1通。 一三は快諾したのでしょう、それに対するお礼の書簡1通、 晶子自身が入院したこと対する見舞いへの返礼と、 代表作ともいえる『新新訳源氏物語』の出版の経緯や、 晶子の思いなどがつづられた書簡1通です。   このどれもが、文学史上に大きな足跡を残す貴重な書簡です。 また、晶子と小林一三の関係がよく現れた書簡でもあります。   その他にも、有名な「百首屏風」や「源氏物語礼讃歌」に関係する、 歌帖や屏風など、各所蔵者様のご好意でお借りした様々な作品と一緒に、 与謝野晶子と小林一三の関係を広くご紹介する展示となっています。 この機会にぜひ、ご来館ください!!   ◆開催中~6月12日まで 春季展「与謝野晶子と小林一三」

東北地方太平洋沖地震チャリティーコンサートを開催しました。

3月11日に発生いたしました、

このたびの東北地方太平洋沖地震において、

被災されました全ての皆様に、

心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。

 

 

逸翁美術館では、このたびの大震災に際しまして、

本日開催の当館主催コンサートであります、

「釋伸司、智美 ヴァイオリン&ピアノ デュオコンサート」につきまして、

急きょ、チャリティーコンサートとし、

入場収益全額を被災地に義援金として、お送りさせていただくことと致しました。

詳しい収支報告等につきましては、また別にご報告させていただきます。

 

どうぞ、被災された多くの方々のご無事と、

一日も早い地域の復興を祈念申し上げます。

 

――――― 3/23追記―――――

本日、3月23日に、

先だって21日に開催いたしました、

「東北地方太平洋沖地震チャリティーコンサート」における、

入場収益金と、出演者ならびにご有志の方々からの御志を合わせた、

125,000円を、日本赤十字社を通して、

東北関東大震災義援金として、寄付いたしました。

ご協力賜わりました皆様に、この場をかりまして、

ご報告と、並びにお礼を申し上げます。

3月4日梅田Co-BIGMAN前イベント

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3月4日と5日、梅田の待ち合わせのメッカでもある、

Co-BIGMANの前で、池田市を案内するイベントが行われ、

逸翁美術館も参加させていただきました。

表現舎乱坊さんの軽快な司会に乗せられて、

なんとかお話できたと思います。

15分のトークを合計2回させていただきました。

なかなか、人が立ち止まらない場所ですし、

どれだけの方にアピールできたかはわかりませんが、

ギャラリートークのように一方方向にお話するより、

司会の方とのかけあいの方がやはり話しやすいことは間違いないですね☆

2011早春展「書道コンテスト」開催しました!

今日は、午後2時より、マグノリアホールにおいて、

書道コンテストの講評会と表彰式を行いました。

 

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このような形で行いました。

 

講評は、審査もお願いいたしました、

日展会友 小林逸光先生です。

 

課題の作品を先生ご自身もご揮毫いただき、ご講評いただいた後、

コンテストに応募いただき、本日参加していただいた方の作品をそれぞれ講評していただき、

今回のコンテストで優秀賞に選ばれた方の講評もいただきました。

みなさん、熱心に聞いておられました。

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(これは応募された作品を講評いただいているところです)

その後は、優秀賞の方の表彰式です。

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優秀賞の方には、小林逸光先生がご指導いただいて制作された「墨」と、

また、参加者全員に、逸光先生がご揮毫いただいて制作されたハンカチを配りました。

逸翁忌

ぎゃ、更新が2カ月近くも空いてしまいました・・。

すみません(汗)

 

さて、1月25日(火)は、毎年恒例の「逸翁忌懸釜」でした。

今年で、なんと54回目を迎えるわけです。

今年は、裏千家の佐藤宗紀先生とそのお社中の皆様にお願いいたしました。

佐藤先生は、旧館にいたころのお呈茶でお世話になっていた先生です。

 

 

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ばばーんと、正門に看板が。

今年は天候に比較的恵まれたおかげで、

寒さにガクガクブルブルすることも少なかったので、良かったです。

今年も大きな混乱もなく、300人を超えるお客様に御来館いただき、

逸翁愛蔵のお道具でお茶を楽しんで頂きました。

来年も10月頃から申込みを受付けますので、

皆様、どうぞ忘れずにお申し込みくださいね☆

来年は武者小路千家の木津先生が御担当です。

 

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只今は、古筆の展覧会を開催中です。

「え、古筆ってよくわかんないから・・・」

とか敬遠される方もいらっしゃるかもしれませんが、

料紙の美しさや、流れるような文字の美しさなど見所満載!

 

また、2月6日までが前期展示ですが、

ここでは、藤田美術館さんと白鶴美術館さんからお借りした、

古筆手鑑(古筆切をいっぱい貼りこんだアルバムのようなもの)は、

この前期展示までしか見ていただけません!

ほんとうに、貴重な手鑑ですから、どうぞお見逃しなく。

◆早春展「古筆と平安の和歌 -料紙と書の美の世界―」3月6日まで開催!