阪急文化財団ブログ

2011秋季展ギャラリートーク1回目

ついさっき、この秋季展第1回目のギャラリートークを終えました。

微妙な天気の中、お集まりいただいた皆様に感謝です!

 

2011.10.22

 

トーク中風景です。

・・・私は埋もれてて見えません(笑)

 

ここは、当館所蔵の「大江山絵詞」下巻の、

酒呑童子が首を斬られる場面の前ですね。

壁に貼ってあるのは、写真パネルです。

当館の「大江山絵詞」とサントリー美術館さんの「酒伝童子絵」、

両絵巻の同じ場面の描かれ方の違いや、

お話の違いなどを、説明させていただきました。

楽しんでいただけていればいいのですが。

 

次回は11月19日(土)午後2時からです。

今度は後期期間中なので、「芦引絵」と徳川美術館さん蔵の「青蓮院稚児草紙」が展示されています。

「鬼退治」から「稚児物語」へ。

かなり雰囲気の違う展示室になるんじゃないか、と思っています。

「稚児物語」はなかなかトークするのが難しい題材ですけどね。

少しでも楽しんでいただけるように、原稿用意しておきます!

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「大江山絵詞」と「酒伝童子絵」が見れるのは、明日23日(日)まで!

25日からは、後期展示になりますよ。

詳しくはこちらから →「絵巻 -大江山酒呑童子・芦引絵の世界-

10月1日(土)狂言の集い -狂言と絵巻のたのしみ方ー開催しました

本日は、2011秋季展「絵巻 -大江山酒呑童子・芦引絵-」に因んだイベントとして、

能楽師大蔵流狂言方の茂山良暢さんをお迎えし、

「狂言の集い -狂言と絵巻のたのしみ方-」を開催しました。

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今回は、初めて狂言に触れ合う方にもより楽しんでいただくために、

まずは狂言とはどんなものなのか、ということをご説明いただきました。

実際に何枚もの肩衣をご持参いただき、ご披露いただきました。

 

また、休憩時間中にはこのような形で

 IMG_2996013

 様々な模様の肩衣を身近に拝見する機会を設けて下さいました。

今日のお客様は、とても貴重な機会になりましたね。

 

 さて、本日の演目は、「伯母ヶ酒(おばがさけ)」です。

今日はただいまの展覧会でも前期展示中にあたるため、

酒呑童子という「鬼」を退治する絵巻が展示中です。

そこで、特に「鬼」が出て来る演目をお願いいたしました。

 

「伯母ヶ酒」というお話は、酒好きの太郎が、

お酒を販売している伯母に「鬼」の面をかぶって脅かしてお酒を飲もうというお話です。

 IMG_3000017

かなり写真が暗くてすみません・・。

演じられている最中にフラッシュたくわけにもいかず・・。

雰囲気だけでも伝われば。

 

とても楽しい舞台でした。

なにぶん、狭いホールですし、舞台も絨毯張りですので、

動きにくいのではないかなぁと思ったのですが、

そこは流石プロの方ですね。

 

美術館で狂言を見る機会はなかなかないですし、

今後もご協力いただいて、続けていければと思います。

体験お茶会

今日は細河中学の生徒さんと先生に

池田文庫の方にあるお茶室「古彩庵」にて、

お茶会体験をしてもらいました。

 

まず、寄付から広間に通ってもらって、

このような形でお道具を見つつ、

どのように使うのか、などを簡単に先生にお話いただきました。

           0807-1

その後は、ちゃんと正式な茶会の通りに、

0807-3

蹲踞で手を清めて、にじり口から入ってもらいました。

お茶室の中でも、先生たちにどうやって頂くのかや、

実際に自分でもお抹茶をたててもらうなど、

普段なかなか体験できないこともしていただきましたよ☆

ちなみに、飲んでいただいたお茶碗や花入、水指などは館蔵の美術品を使いました。

美術品でお茶を飲むというのも中々ない機会ですよね♪

終始なごやかな雰囲気で、生徒さんにも楽しんでいただけたのかな?と思っています。

 

また、この様な催しが実施できればと思っています。

 

まだまだ夏の暑い日は続きます!

熱中症に気をつけつつ、頑張りましょう!

 

夏の展覧会「銘のある茶道具 -逸翁流、銘の楽しみ方-」は14日(日)までですよ!

まだの方はお急ぎください♪

夏季展開催中!

お久し振りです!

2ヶ月以上も更新が絶えて・・・・・いました。すみません。

 

というわけで、暑いですね。ほんとうに。

毎日猛暑日・・・・。どれだけ暑いのかって感じですね。

熱中症に注意云々というニュースを見るたびに、

私が学生だったころは、ここまで暑くなかった気がすると思ってしまいます。

今年は時節柄節電も大切です。

ですが、行きすぎた節電によって熱中症などになったら大変ですから、

その辺りは上手に折り合いをつけて言ってくださいね。

 

 

で、現在開催中の夏季展「銘のある茶道具 -逸翁流、銘の楽しみ方―」

久し振りのお茶道具中心の展覧会です。

お茶道具、とりわけ茶碗・茶入・茶杓には、「銘」を持つお道具がたくさん存在します。

「銘」は人間でいうところの「名前」ですね。

 

中には何個も「銘」を持っている作品もあります。

これは何故か?どうして、そんな「銘」がついたのか?

そういったところをご覧いただければと思っています。

 

お茶道具ですので、堅苦しく考える方もいらっしゃいますが、

「どうしてこんな名前がついてるのかな?」とか、

「自分だったらどんな名前にするかな?」など、

そんなことを考えながら、気楽なお気持ちでご覧いただければと思います。

当館までは、坂道もあるしで暑い中大変ですが、

展示室内は快適ですので、どうぞお越しくださいね。

 

夏季展「銘のある茶道具 -逸翁流、銘の楽しみ方―」開催中

ギャラリートークを開催しました

本日、ギャラリートークを開催いたしました♪

はじまるまでは、聴講の方がいらっしゃるか若干不安でしたけれど・・

はじまってみると、こんなにたくさんの人々が。

 

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おかげさまで盛況でした。

みなさん、熱心に聞いていただきましたので、

こちらも楽しんでお話することができました。

つたない説明でしたが、少しでも展示の助けとなっていれば嬉しいです。

次回は5月28日(土)同じく午後2時から開催します。

よろしければ、足をお運びくださいませ。

 

◆(開催中)~6月12日まで 「与謝野晶子と小林一三」

  ※会期中に展示替えがあります。