7月15日と言えば・・・
2015年07月15日
本日は中元です。 最近ではお世話になった方に贈るお中元も少なくなってきているようですね。 皆さんは贈られましたでしょうか。 また、今日は7月15日ですが、大正2年の7月15日といえば、 宝塚歌劇団の前身である、宝塚唱歌隊が発足した記念すべき日となっています。 ところで、ここ数日、今までが嘘のように日本中が暑くなってきました。 まだまだ身体がこの暑さに慣れていませんから毎日熱中症になってしまう方がいるようです。 屋外は元より、屋内でも熱中症の危険はありますので、 クーラーを無理して我慢せずに、適宜利用して、水分をちゃんと摂るようにしましょうね! この暑さはどうやら日本列島に近づいてきている台風11号の影響もあるようです。 この台風11号ですが、西日本を縦断する可能性が高まってきています。 該当地域に近い方は充分注意を払って台風に備えましょう。 当館でも台風の進路によっては、臨時休館などになる場合もあります。 その場合はホームページで告知させていただきますので、 どうぞご注意くださいませ。写真は、現在開催中の夏季展「小林一三ワールド 逸翁の審美眼」に出品中の、 「黒織部菫文茶碗」です。 この茶碗は織部茶碗の中でも名碗の一つですが、 逸翁はその前面に描かれている花文を「菫」の花と見て、 自身の創設した宝塚歌劇団の愛唱歌「すみれの花咲く頃」に因んでとても大事にしていました。 この様な逸翁愛蔵の美術品を展示しておりますので、 暑さに負けずに是非ともお出かけください♪

写真は、現在開催中の夏季展
「審美眼」とは簡単にいうと、「美」を的確に見極める力のことをいいます。
逸翁美術館の収蔵品はそのほとんどが小林一三が自身の「審美眼」によって選ばれた美術品です。
その中より、今回は2章にわけて、
第1章を【名品から見る逸翁の審美眼】、第2章を【逸翁の「見立て」「好み」「自作」】、
というテーマで展示を行っています。
第1章では、伝統的に名品として名高い物を、
うってかわって第2章では、その名品を見抜く審美眼が、
どの様にして自身の「見立て」「好み」「自作」に役立っていったのかをご紹介します!
第1章の名品コーナーでは、墨蹟、古筆、蕪村、呉春、長沢蘆雪などの掛軸の他、
茶道具の名品などを展示しており、こちらは前期後期でほぼ入替を行います!
第2章では、逸翁らしい華やかさが見える作品を展示しています。
中でも今回の展示の大きな特徴としては、「更紗」です。
展覧会ポスターでも更紗裂を使っていますが、展示室内でも更紗風のプリント装飾や、
実際に逸翁が収集した更紗裂をご覧いただけるように展示しています。
少しだけご紹介すると・・・
このような作品たちです。
更紗裂を展示する事はとても珍しいので、この機会に是非ともご覧ください!
それ以外にも楽しんでいただける作品を多数展示しています。
どうぞ夏の暑さに負けずにご来館お待ちしております!
(A)
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夏季展「
書き損じたのかクシャクシャになった紙などもあってリアリティがありますよね。
撮影が終ってもこのままにしてくれたらいいのに、と言っていたほどです(笑)
実はこの雅俗山荘での撮影には、実際に逸翁さんが収集した美術品も少しだけですが登場しています。
どのシーンに登場するか、探してみてくださいね。
こちらは、玄関前での撮影の様子です。
主演の阿部サダヲさんの後ろ姿が中央にあって、その奥にも人影が見えますね。
茶室「即庵」での撮影もありました。
同じシーンでも色々な角度から撮影があるので、役者の方々も撮影スタッフの方々も大変ですね。
私は撮影に使用した美術品の管理もあり、特等席で見学させていただきました。
今から放送日が本当に待ち遠しいです!