阪急文化財団ブログ

コンピュータライズ・カッティング・マシーン!

今日は展示に関するエトセトラをちょっとご紹介♪

小林一三記念館や池田文庫では、
ポスターや写真を展示することがありますが、
通常これらのものは「額」に入れて展示します。

で、額装のマストアイテムがこれ、マットです!

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厚めの紙なのですが、これをくりぬいて「窓」をつくります。

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この時、作品に影が映らないよう、45度の角度で切り抜きます。
ちょっと見にくいかもしれませんが...

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そして、ガラスと作品の間に入れて、完成です。


マットの役割はいろいろあります。

1)作品を固定する
2)作品にガラスが直接触れないようにする
3)見栄えを良くする

など...展示の脇役ですが、実に働き者です。


で、この45度に切り抜くのが難しいのですが、
世の中には「マットカッター」というものがあって、
これでスパーッと切ることができます!

あらかじめ45度の角度で刃がついているものを定規にあてがって、
スイーッとスライドさせるだけ。コツをつかめばキレイに切れます。

しかしサイズが大きければ大きいほど難しくなります。
そんな時はこれ、Computerized Cutting Machineです!! 

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パソコンに数値を入力すると自動的にカットしてくれる
とってもありがたいマシーンなんです!

実はこのマシーン、財団所有のものではありませんでして、
先日お世話になった「昌和ガクブチ」さんのものです。

マシーンのすごさに感動して、思わず撮影させていただきました。
おそらくこれは、イタリアのVALIANI製と思われます。

キーボードをパパンとたたいてクリックするだけ、
あっっっという間に、めっちゃキレイに切ってくれます。

皆さんも、お家に額に入れて飾ってあるものはありませんか?
もしマットが入ってなければ、是非試してみてください♪

(Y)

NHKドラマ「小林一三 〜夢とそろばん〜」情報第3弾

NHKドラマ「小林一三 〜夢とそろばん〜」出演者の続報です。

小林一三の三男「米三」を演じるのは、中山義紘さんです。
http://ameblo.jp/patch-west/entry-12009536887.html

中山さんは、期待の若手俳優さんで、
朝の連続テレビ小説『ごちそうさん』にも出演されていました。
ふ久と結婚した野球少年「諸岡」役ですね。

ABC「おはよう朝日 土曜日です」のレポーターもされています。

どんなふうに演じられるのか、楽しみですね!

(Y)

「小林一三と野球」展スタート!

早速ですがクイズです。
小林一三が入っているのは次のどれでしょう?

(1)宝塚歌劇の殿堂
(2)ロックの殿堂
(3)野球の殿堂



正解は......

(1)と(3)です!
(1)は創始者ですから言うまでもありませんが、
(3)は「意外」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

というわけで、小林一三記念館では「小林一三と野球」展を開催中です。
小林一三が球界の発展に果たした役割を、所蔵資料とパネル展でご紹介します。

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主役は、阪急沿線にあった豊中運動場・宝塚運動場・西宮球場の3つの球場です。
今はもうありませんが、かつてそこにはファンの歓声が響き渡っていました。

豊中では、最初の高校野球全国大会が誕生(1915年)し、
宝塚では、草創期のプロ野球チームが活躍(1924~29年)し、
西宮はご存知、阪急ブレーブス(1936~1988年)の拠点でした。

野球はスポーツであり、エンターテインメントです。
観衆に取り囲まれた球場は、さながら大劇場のようです。

試合展開を形容する言葉に「ドラマティック」「劇的」等が
しばしば用いられるのも、そのことを物語っているようです。

沿線で野球事業を展開したのは、
娯楽や文化を愛し、大衆に提供し続けた小林一三だからこそ、
なのかもしれません。


小林一三記念館では、2011年にも野球展を開催しましたが、
今回は展示スペースを倍増し、歴史編とビジュアル編に分けて、
それぞれじっくりとご覧いただけるよう構成しました。

歴史編はパネル展で、上記3球場の誕生に焦点を当てます。
とくに豊中運動場については、初公開資料も含めて、
最新の調査の成果をご覧いただけます。

ビジュアル編では、戦前の貴重なプロ野球ポスターや、
懐かしのブレーブスグッズなどを展示しております。
(資料保護のため、会期中2度展示替えを行います)

小林一三の事業全体を紹介する常設展もございますので、
合わせてお楽しみいただければ幸いです。

(Y)

狸発見!

今日は池田文庫の書庫の前でひなたぼっこする狸を発見しました。

ちょっとぼけてますが、狸が2匹いるのがわかりますか?
双子なのか兄弟なのか、はたまた親子か・・・

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きっと山から下りてきたんでしょうね。
そういえば、昔、今は記念館となっていますが、
逸翁美術館として使用していた当時にも、
ちょっとヨレヨレになった狸が迷い込んできたのを思い出しました。

なんてほのぼのニュースをお届けしていますが、
実はただいまは、明後日から始まる展示の準備でかなりばたばたしているところです!

なんとか形になってきているので、11日に無事に皆さまにお目にかけられそうです。
美術館・記念館とも展覧会は11日からです。
美術館は、春季展「器を楽しむ -逸翁の茶懐石-」
記念館は、第14回特集展示「小林一三と野球」
となっておりますので、お楽しみに!


(A)

お花見♪

今日は本当にいいお天気なので、お昼ご飯を食べがてらお花見をしてきました。

この桜は外から見た桜ですが、抜けるような青空がとても綺麗ですよね。
携帯のカメラでもこれだけの青が撮れると嬉しくなります。

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いつもは建物の裏にある、下のバスポート側から見るとギリギリ見える桜を見るのですが、
今日はちょうど使っていないとのことで、茶室の広間からお花見をしていました。
お茶室の窓から見る桜の木もとても立派で、明日から天気が悪くなってしまうかもしれないとのことで、
散りゆく前の桜の花を堪能していました。

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そうすると普段のお弁当も、いつもよりも美味しく感じるから不思議なものですね。
明日からの雨でどれだけ残ってくれるかなぁと名残惜しいですね。