阪急文化財団ブログ

一足先に満開♪

小林一三記念館に咲いている沈丁花が桜に先駆けて満開になっていました。
階段の近くに行くと沈丁花のいい香りに包まれます。
(風邪気味の私にも届くほどいい香りでした)

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昨日辺りから寒さも和らぎ、ようやく春を感じられるような日になってきましたね。 その分花粉も凄いですが・・・ また、美術館の前のマグノリアも順調に芽が膨らんできているようです。
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せっかく生えて来た芽が鳥に啄まれないようにネットで保護しています。 こうしないと、あっという間に芽がなくなってしまって、花が咲かなくなるからなんです。 一輪だけ気が早い蕾が咲いていました。 満開になるのはいつころでしょうか。 今のところ近畿地方の桜の開花予想は大阪は3月23日です。 これまでにマグノリアの花は満開になるのでしょうか。楽しみですね。 (学芸員A)

出発進行!

今日3月10日は、阪急電車の開業日です。

当時の社名は箕面有馬電気軌道株式会社。

梅田-箕面・宝塚間で営業をスタートさせました。

1910年(明治43年)のことでした。

 

 

そして106年後の今日、なんと、

阪急電車とリラックマのコラボレーション企画第3弾がスタートです。

 

まるでリラックマ(とコリラックマとキイロイトリ)に

祝福してもらっているかのようであります!

 

■コラボグッズの販売

■スタンプラリー

■特別仕様リラックマ号の運行

■フォトコンテスト

 

など、"だららんらん 春らんまん"なイベントが目白押しです。

詳しくは阪急公式サイト、Twitter Facebookをご覧くださいね。

 

 

(学芸員Y)

春夏展前編ビジュアル公開

4月9日から始まる予定の春夏展前編のチラシが出来上がってきました。

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シンプルに茶碗そのものがよくわかるように!とのオーダーで作ってもらいました。 春季展のタイトルは「茶碗抄 -茶碗を楽しむ10の法則-」です。 ライトノベルみたいな副題がついていると課内でも話題になりましたが、 気軽に楽しんで頂きたいとの担当者の思いからです。 茶碗というと、どうしても茶道具のイメージが強く、 とっつきにくい、難しい、そんな印象を持たれる方も多いかもしれません。 もちろん、茶碗にとって茶道具との関わりは切っても切りはなせませんから、 そこから生れてくる茶碗の愉しさなどもあります。 ただ今回の展覧会では、それだけではない茶碗の魅力について、 「こういうところを見るのも楽しいですよ」「こんな見方もあるんですよ」 といった事などをお伝え出来るような、そんな展覧会に出来ればと思っています。 (現在、必死で原稿と格闘しています・・) また、この春夏展は、 前編が4月9日から6月5日、後編が6月11日から8月7日までと長丁場になっています。 前編後編ともちろん展示替えを行いますが、 いつもの展示替えでは、一部分を変更する、という形が当館の場合は多いです。 ところが!今回の展覧会では、前編後編で「全て」の作品を入れ替えます。 総点数140点もの茶碗を一挙に見ることが出来る展覧会です。 是非お楽しみに! (学芸員A)

『阪急文化研究年報』第4号刊行

『阪急文化研究年報』第4号を刊行しました。

昨年度(2014年度)の事業報告のほか、
学芸員らの日々の調査・研究の成果が掲載されています。

「調査・研究」は資料や作品の「保存」「展示」を支える、
美術館・博物館の根幹的な活動でもあります。

目次は以下の通りです。


■論文「樫野南陽の「南一会」始末記 -小林一三による画家への支援組織について-」(伊井春樹)

■論文「小林一三の目指した文化ネットワークとその意義(三)
         -百貨店に作られた茶室「福寿荘」と文化圏構想-」(宮井肖佳)

■論文「豊中グラウンドの誕生とその意義」(正木喜勝)

■資料紹介「連載(五) 逸翁美術館蔵「芦葉会記」(昭和二十年)」(竹田梨紗)


本誌は池田文庫で閲覧できます。
また、大学図書館や公共図書館で所蔵されているところもあります。
詳しくは各蔵書検索をご利用いただくか、お近くの図書館でお尋ねください。

(学芸員Y)

梅の花

土日の暖かさから一転して寒い日が戻ってきましたね。
これだけ寒暖の差があると体調管理がとても大変です。
インフルエンザやノロウイルスなども流行しているようですし、
どうぞ皆さま、健康管理にはお気を付けください。

財団の書庫の裏にある梅の木が、いつの間にか花を付けていました。

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まだまだ満開とはいきませんが、側に寄ると梅花の香りがして、 心が洗われるようでした。 元々、梅は日本にはない花で、奈良時代に遣唐使が中国より持ち帰ってきたものと言われています。 現在では、花見と言えば「桜」ですが、当初は「梅」を指していました。 『万葉集』には樹木を詠んだ歌の中では「梅」が191首と最も多いのです。    「春されば まづ咲くやどの 梅の花 ひとり見つつや 春日暮らさむ」 意味:春になるとまず咲く梅の花。私一人で見て春の日を過ごすことなど出来ようか。       この歌は奈良時代の歌人山上憶良の詠んだ歌です。 春の訪れを「梅」で感じていることがわかりますよね。 春は確実にそこまで来ています。 (学芸員A) ------------------------------------------------------------ 只今は早春展 「歌舞伎絵看板展 ~文明開化の音がする~」を3月6日(日)まで開催中です。 是非お越しください♪