阪急文化財団ブログ

【参加者募集中】秋の見学旅行2016

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毎年、阪急文化財団友の会では1年に1度の見学旅行を実施しています。

今年は、「逸翁交流の軌跡を辿る ~津・桑名編~」をテーマに、三重県の津や桑名をめぐる旅行となっております。

見学先の六華苑(旧諸戸清六邸)は、鹿鳴館を設計したジョサイア・コンドルの設計による洋館と、池泉回遊式庭園を持つ和風建築からなる貴重な文化財として平成9年に国の重要文化財に指定されている建物です。諸戸清六は若き銀行員時代の逸翁とも交流のあった人物で、『逸翁自叙伝』にも登場します。

石水博物館は、陶芸家・川喜田半泥子の作品を多く収蔵する博物館です。半泥子と逸翁は茶友として親しく交流し、半泥子より贈られた作品も当館で所蔵しています。

桑名市博物館では特別企画展「村正-伊勢桑名の刀工-」を見学します。

いずれの施設でも、特別解説付ですので、すみずみまで楽しんでいただけます!

お昼ご飯は桑名名物の蛤が堪能出来るプランです。

今回は若干名ではありますが、友の会会員以外の方にもご参加いただけます!

ご参加ご希望の方は、070-6681-5187 までお電話下さい。詳細につきましてご説明させて頂きます!

この旅のナビゲーターは当財団の学芸員です。皆さまのご参加お待ちしております。

見学旅行の詳細は下記PDFファイルからご確認ください♪

ちらし見学旅行2016

(友の会旅行担当)

資料整理いろいろ

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私たち学芸員の仕事は色々な種類がありまして、ただ今は他の仕事の合間を縫うようにして行っているのが「資料整理」です。 実はまだまだ整理しないといけない資料はたくさんあって、私が今整理しているのは、小林一三宛の書簡類です。 色々な方から送られて来てるなぁ~とか、よくこんな手紙とってあるなぁと思うものもあったりと、整理しながらも面白い書簡類がたくさんあります。 写真は両方ともツイッターの方でも一度紹介していますが、左側は名前間違い、右側はオシャレな暑中御見舞いです。 色々な事業に拘っていた一三翁の元には、全然お付き合いのない方から唐突に就職斡旋のお願いが来たり、もちろんお仕事関係のお手紙もきたりします。寄付金のお願い書なのに「暑中御見舞い」と印刷されているところを二重線で消して「残暑御見舞い」と手書きしてあったりするなど、お願い書なのに、二重線で消しちゃうのか・・などという手紙もあったり。 中には、 「お、この手紙は日記の内容と合致する」 「この時、こんなことしてたんだ」 とまだまだ内容は精読したわけではなく、ざっくりしか把握していない状態でも資料として高い価値がありそうな書簡もあります。まだまだ終わりが見えない状態ですが、少しずつでも整理頑張っていきたいです! で、書簡整理しながらいつも思うのが、送られてくる住所のアバウトな事(笑) 建石町まで書いてあったら、細かいな!て思えるくらい皆さんアバウトです。「阪急沿線 小林一三様」や「大阪府下池田市 小林一三様」「池田 小林一三様」などなど・・・。 それにしても「阪急沿線」にはびっくりしました(笑)阪急沿線で小林一三といったらここしかないだろう!ていうくらいの認知度だったのでしょうか。それもまたすごいですよね。 (学芸員A)

館外展示のお知らせ<江戸東京博物館>

7月5日(土)より東京の江戸東京博物館において開催される予定の、

「大妖怪展 -土偶から妖怪ウォッチまで-」展

に、当館所蔵の重要文化財「大江山絵詞 下巻」が出品される予定です。

 

展覧会の内容はこちらのサイトからご確認ください。

「大江山絵詞」は7月5日から7月24日までの期間限定の展示となります。有名な場面は酒呑童子の首が斬られる場面なのですが、今回展示される場面はひと味違う場面ですのでお楽しみに!

東京でこの「大江山絵詞」をご覧いただける機会はあまり多くありませんのでこの機会に是非ごらんください♪

(学芸員A)

重要文化財「大江山絵詞」とは?

大江山絵詞は、源頼光が勅命によって配下の四天王とともに、諸神の加護を得て大江山の酒呑童子を退治するという物語が描かれたものである。酒呑童子の物語には、その住居を大江山とするものと、伊吹山とするものの二系統があり、この絵巻は大江山系酒呑童子絵巻のうち、最古のものである。他の流布本に比べ、源頼光らが鬼神征伐の勅命を受け、都を出発する日を正暦元年(990)11月1日と明記し、彼らを守護する住吉・熊野・八幡・日吉の四神が占める割合も格段に多い。
 また酒呑童子登場の場面では、「一丈許の気高くかしこく知恵ふかげな大童」と描写しているのもこの絵巻のみで、それ以外にも多くの相違点をもつ。二巻二十四図のうち、錯簡が見られ、また約十ヶ所近くの脱文があるが、別添の詞書一巻によって大部分を補うことができ、この詞書は室町時代中期の写本である。絵・詞書ともに筆者は不明であるが、絵は土佐派風である。元々は千葉の香取神宮の所蔵であり、その後松浦伯爵家に渡り、昭和9年の同家売立で本山豊実が落札した後、昭和13年8月に小林一三の元に収められた。

NHKドラマ「経世済民の男 -小林一三-」関連記事

時間が経つのは恐ろしく早いですね。

たまたま手帳を見ていて気付いたのですが、昨年NHKさんで放送されたドラマ「経世済民の男 -小林一三-」の撮影から1年が経ちました。

小林一三を演じて頂いた阿部サダヲさんや、岩下清周役を演じられた奥田瑛二さん、冨佐雄役の井上芳雄さんなどにお会い出来たのはとても嬉しく、そして役得でした(笑)

放送前から放送後にかけて様々なリリースを出しましたので、そちらを一つにまとめておきたいと思います!

 

まずはドラマ情報公開から撮影まで

1)小林一三の生涯がNHKでドラマ化されます!

2)♪小林一三の生涯ドラマ化情報第二弾

3)NHKドラマ「小林一三 〜夢とそろばん〜」情報第3弾

4)NHKドラマ、 「放送90年ドラマ 『経世済民の男』 小林一三」情報第4段

いきなりドラマタイトルが変っていることがわかりますね(笑)

そしていよいよプレマップ動画が公開されて、私たちも映像で見て期待が高まってきていることがわかります。

※ちなみに今でもプレマップ動画は見ることができました(2016.6.17現在)

5)NHKドラマのプレマップ動画が公開されています!

6)いよいよ小林一三のドラマ「経世済民の男」が放送です!

そしていよいよ放送されて、ドラマにまつわるトリビアシリーズです。

7)NHKドラマ「経世済民の男 小林一三」のトリビア♪

8)NHKドラマ「経世済民の男 小林一三」のトリビア 第2弾

9)NHKドラマ「経世済民の男 小林一三」のトリビア 第3弾

10)NHKドラマ「経世済民の男 小林一三」のトリビア 第4弾

11)NHKドラマ「経世済民の男 小林一三」のトリビア 第5弾

12)NHKドラマ「経世済民の男 小林一三」のトリビア 第6弾

13)NHKドラマ「経世済民の男 小林一三」のトリビア 第7弾

14)ドラマを見終えて・・

なんと、トリビア第7弾まで行っていたんですね。

引っ張りますね~(笑)

撮影での思い出や、ちょっとしたトリビアなど今読んでみても楽しんでいただけるんじゃないかな?と勝手に考えています。

どうしてもお暇な時の無聊慰めとしてでもお読みいただければ嬉しいです♪

 

(学芸員A)

「茶碗抄 -茶碗を楽しむ10の法則-」後編スタート♪

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【後編】祥瑞白花青磁釉沓茶碗
長次郎作 赤樂茶碗銘「常盤」

茶碗抄後編が11日(土)より始まりました!

前編と後編ではがらっと展示作品が変っています。

前編では、

・唐物茶碗(赤絵・染付以外)
・高麗茶碗
・志野・黄瀬戸・瀬戸黒・織部の美濃焼
・黒樂
・京焼
・茶人の手造茶碗

をご覧頂きました。後編では、

・唐物茶碗(赤絵・染付)
・六古窯と遠州七窯
・唐津焼と薩摩焼
・萩焼と出雲焼
・作家の茶碗
・赤樂(白樂、香炉釉含む)

をご覧頂けます。前編とはまた全然違う雰囲気になっていますので、是非ご来館ください!

後編イベントとしては、担当学芸員によるギャラリートークは6月18日(土)の午後2時より、講演会は7月16日(土)午後2時より、京都国立博物館副館長兼学芸部長の伊藤嘉章先生お話しいただきます!

ギャラリートークも講演会も当日受付です。

講演会に関しましては定員120名となりますので、午前10時より座席聴講券を配布いたします。定員になり次第配布終了となりますのでご注意ください。また当日に限り、再入場可とさせて頂いております。

ご来館お待ちしております♪

(学芸員A)