阪急文化財団ブログ

高校野球の原点に迫る講演会!!

お盆も過ぎてどことなく夜風も涼しく感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
いよいよ今日は甲子園の準決勝、明日は決勝ですが、お天気の方が心配ですね。

さて、この高校野球夏の全国大会が始まったのは、
100年前の昨日1915年8月18日でした。

小林一三記念館では、これを記念して、「小林一三と野球」展を開催しています。
というのも、100年前の開催地は甲子園ではなく、
箕面有馬電気軌道(現阪急電鉄)が開設した、
豊中運動場(豊中グラウンド)だったからです。
今この地は住宅街となり、一部がメモリアルパークとして整備されています。
http://www.hankyu.co.jp/area_info/spot/173

この豊中運動場については、これまで本格的な調査が行われてこなかったのですが、
2年前より『毎日新聞』紙上で特集が組まれ、
当時の新聞記事など様々な文献に基づき、詳細な報告がなされるようになりました。
http://machigoto.jp/news/detail/?art_id=2853
(↑「マチゴト・豊中池田ニュース」にバックナンバーあり)

合わせて小林一三記念館では、
かねてより所蔵していた運動場の設計図面を初公開するなど、
豊中運動場に関する情報を提供してまいりました。
おかげさまで多くの方に豊中運動場のことを知っていただき、
もっと詳しく知りたいという声も届くようになりました。

そんな方に朗報です!
8月29日(土)『毎日新聞』で豊中運動場の連載を担当されている松本泉さんの講演会を開催します!


タイトルは「小林一三が夢見たスポーツ文化」。
豊中運動場を中心に、その後の宝塚運動場や西宮球場まで視野に入れたお話の予定と伺っております。
宝塚運動場は、日本初のプロ野球チームを引き継いで誕生した宝塚運動協会の本拠地で、阪急ブレーブスの初代本拠地でもありました。

豊中運動場と大正時代のスポーツ文化について、
松本さんより詳しい人を私(=担当学芸員)は知りません!
会場は逸翁美術館の中にあるマグノリアホールです。
小林一三記念館からは駅に向かって徒歩2分ほど。
このチャンスをどうぞお聞き逃しなく!

(Y)