「小林一三と野球」展スタート!
2015年04月12日
早速ですがクイズです。 小林一三が入っているのは次のどれでしょう? (1)宝塚歌劇の殿堂 (2)ロックの殿堂 (3)野球の殿堂 正解は...... (1)と(3)です! (1)は創始者ですから言うまでもありませんが、 (3)は「意外」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。 というわけで、小林一三記念館では「小林一三と野球」展を開催中です。 小林一三が球界の発展に果たした役割を、所蔵資料とパネル展でご紹介します。主役は、阪急沿線にあった豊中運動場・宝塚運動場・西宮球場の3つの球場です。 今はもうありませんが、かつてそこにはファンの歓声が響き渡っていました。 豊中では、最初の高校野球全国大会が誕生(1915年)し、 宝塚では、草創期のプロ野球チームが活躍(1924~29年)し、 西宮はご存知、阪急ブレーブス(1936~1988年)の拠点でした。 野球はスポーツであり、エンターテインメントです。 観衆に取り囲まれた球場は、さながら大劇場のようです。 試合展開を形容する言葉に「ドラマティック」「劇的」等が しばしば用いられるのも、そのことを物語っているようです。 沿線で野球事業を展開したのは、 娯楽や文化を愛し、大衆に提供し続けた小林一三だからこそ、 なのかもしれません。 小林一三記念館では、2011年にも野球展を開催しましたが、 今回は展示スペースを倍増し、歴史編とビジュアル編に分けて、 それぞれじっくりとご覧いただけるよう構成しました。 歴史編はパネル展で、上記3球場の誕生に焦点を当てます。 とくに豊中運動場については、初公開資料も含めて、 最新の調査の成果をご覧いただけます。 ビジュアル編では、戦前の貴重なプロ野球ポスターや、 懐かしのブレーブスグッズなどを展示しております。 (資料保護のため、会期中2度展示替えを行います) 小林一三の事業全体を紹介する常設展もございますので、 合わせてお楽しみいただければ幸いです。 (Y)