源氏香体験・匂袋作り体験
2012年10月13日
今日は、二部にわかれて、 源氏香体験と匂袋作り体験を行いました。 まさに秋晴れといういいお天気の中、 小林一三記念館の茶室において開催しました。 この香イベントは逸翁美術館秋季展「源氏物語 -遊興の世界-」にちなんで開催しました。 京都にある山田松香木店様に全面ご協力をいただき、 無事開催することが出来たイベントです。 この場をかりまして、深くお礼申し上げます。 第一部の源氏香体験は、源氏香52種類の中から当てる遊びです。 5つの香木を5つ小分けにしたものを作成し、25個の袋を作ります。 その中から無作為に5つ選びだし、その5つを焚いて、 何番目の香と香が同じ匂いであるのか、 はたまた違う匂いであるのかを当てるのですが、 なんといっても52種類もありますし、非常に難易度が高い遊びですね。 この52種類をそれぞれ、『源氏物語』五十四帖にあてて名前が付けられています。 (最初の「桐壺」と最後の「夢の浮橋」はあててられていません) 今日の答えは「蓬生」だったそうです。 つまりは、1番目と2番目はそれぞれ違う香り、3番目から5番目までは同じ香りで、 1番目とも2番目とも違う香りだったようです。 なんと、正解の方はお一人いらっしゃったようです。 ブログへの登場をお願いしてみましたが、 NGとのことでしたので、 開催風景だけを載せておきますね。 (画像は少し加工処理をしておきます)このような形で行われました。 第二部、匂袋作り体験は、 このような形でご用意いただいていた8種類の香木を、
説明いただきながら、まず基本となる香を作るために、 8種類とも混ぜ合わせます。 そして基本となる香が出来ましたら、そこに後は自分の好みで加えて行きます。 といってもこれがなかなか難しい。 自分の思うような香りになかなかならないんですよね。 みなさん、和気藹々と、あーでもない、こーでもないと色々と加えられて、 世界に一つしかないオリジナルの匂袋を作り上げておられました。 もう一度同じ香りを作れといわれても無理ですね(笑) 私たちも隅っこでひっそりとこちらの匂袋作りには参加してて、 こんな可愛らしい匂袋が出来上がりました。
可愛いですよね。 残念ながら今回の一度だけしかこのお香イベントはないのですが、 ご協力いただいた山田松香木店様では、 随時このような体験をされていらっしゃいますので、 こちらからご確認いただかれたらどうでしょうか? →【山田松香木店】 こういった催し物は阪急文化財団では随時開催しています。 友の会の会員様優先でご予約をお受けするイベントが殆どですので、 この機会に是非、御入会ください。 →【友の会については詳しくはこちらから】 現在展示中の展覧会については、 →詳しくはこちらから【逸翁美術館:「源氏物語 -遊興の世界-」】 【池田文庫 :「宝塚歌劇の源氏物語」】 【小林一三記念館:「小林一三と百貨店 -世界初のターミナルデパートの誕生-」】 庭では萩が咲き始めていました。
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