阪急文化財団ブログ

10月1日(土)狂言の集い -狂言と絵巻のたのしみ方ー開催しました

本日は、2011秋季展「絵巻 -大江山酒呑童子・芦引絵-」に因んだイベントとして、

能楽師大蔵流狂言方の茂山良暢さんをお迎えし、

「狂言の集い -狂言と絵巻のたのしみ方-」を開催しました。

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今回は、初めて狂言に触れ合う方にもより楽しんでいただくために、

まずは狂言とはどんなものなのか、ということをご説明いただきました。

実際に何枚もの肩衣をご持参いただき、ご披露いただきました。

 

また、休憩時間中にはこのような形で

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 様々な模様の肩衣を身近に拝見する機会を設けて下さいました。

今日のお客様は、とても貴重な機会になりましたね。

 

 さて、本日の演目は、「伯母ヶ酒(おばがさけ)」です。

今日はただいまの展覧会でも前期展示中にあたるため、

酒呑童子という「鬼」を退治する絵巻が展示中です。

そこで、特に「鬼」が出て来る演目をお願いいたしました。

 

「伯母ヶ酒」というお話は、酒好きの太郎が、

お酒を販売している伯母に「鬼」の面をかぶって脅かしてお酒を飲もうというお話です。

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かなり写真が暗くてすみません・・。

演じられている最中にフラッシュたくわけにもいかず・・。

雰囲気だけでも伝われば。

 

とても楽しい舞台でした。

なにぶん、狭いホールですし、舞台も絨毯張りですので、

動きにくいのではないかなぁと思ったのですが、

そこは流石プロの方ですね。

 

美術館で狂言を見る機会はなかなかないですし、

今後もご協力いただいて、続けていければと思います。