民俗芸能関連資料

昭和33(1958)年、日本の民俗芸能を舞台化する目的で、宝塚歌劇団に「郷土芸能研究会」が発足しました。約20年にわたって芸能所在地や芸能大会などの催し会場を訪れ、演・曲目数にして約5,000件の民俗芸能を取材。映像フィルム(8ミリ)・録音テープは約3,000点、取材写真(ネガフィルム)は70,000コマ、取材レポートなど数千点を収集しています。

写真:宝塚歌劇「火の島」

宝塚歌劇では、『鯨』を筆頭に日本民俗舞踊集を22作品発表。昭和36(1961)年8月初演の第4作『火の島』は、芸術祭賞を受賞しています。

後年、映像フィルム・音声テープの媒体変換やデータベースの構築といった再整備が行われました。それらの資料すべてが池田文庫に移管されたのを機に映像をDVD化し、資料目録(改訂版)を発刊。一般公開しています。

なお、資料目録は全国の都道府県教育委員会および一部の公共図書館、大学図書館などに配布しています。
ご利用ご希望の方は、別項の「お問い合わせフォーム」、もしくはお電話にてご連絡ください。(TEL:072-751-3185)

写真:映像をDVD化