池田文庫について

池田文庫の歴史は、小林一三が開いた娯楽場・宝塚新温泉内の図書室にさかのぼります。宝塚少女歌劇団(現在の宝塚歌劇)の公演が始まった翌年、大正4(1915)年に開設されました。

昭和7(1932)年には、図書室から宝塚文芸図書館に発展。演劇に関する図書や雑誌、宝塚歌劇の上演資料、歌舞伎資料を多数集めました。

池田文庫が開館したのは、昭和24(1949)年のこと。宝塚文芸図書館の蔵書・資料類を引き継ぎ、阪急電鉄資料と宝塚歌劇に関する資料を網羅的に収集しています。平成15(2003)年にはさらに民俗芸能資料も加わり、特色ある専門図書館となりました。

現在の蔵書数は、図書・雑誌あわせて約27万冊。近代化産業遺産認定資料や上方役者絵、歌劇のポスターなど、貴重な資料も多く所蔵しています。

宝塚新温泉の図書室
宝塚文芸図書館
開館当初の池田文庫