逸翁美術館

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2011夏季展

「銘のある茶道具 ~逸翁流、銘の楽しみ方~」

期間:2011年7月9日(土)~8月14日(日)

人や草花をはじめ、植物や動物、様々な事物に名があるように、茶道具の中にも名を持つ道具が存在します。茶の湯の世界では「銘」と呼ばれ、元来は優れた茶道具に特に付けられた尊称であり、14世紀の中頃に「茶壷」に付けられたのを始まりとして、茶入や天目茶碗などに銘が見られるようになります。それは、道具の印象や旧所有者を銘としたものから、後に道具そのものの姿形や、背景にある物語などに因んだ銘が付けられるようになっていきます。
利休が切腹を命じられた際、自ら削り、古田織部に与えたという「泪」の茶杓(徳川美術館蔵)、その景色から連想される古歌によって銘が付けられた志野茶碗「卯花墻」(三井記念美術館蔵)、利休が薩摩の門人に帖次郎作の茶碗三碗を送ったところ、1つを残して二碗が送り返されたという逸話に因んで付けられた黒樂茶碗「俊寛」(三井記念美術館蔵)・・・。
広く世に知られた銘を持つ茶道具は数多く、枚挙にいとまがありません。また銘の種類も様々です。ものの姿形や、景色そのものを銘としたり、景色から連想される古歌や自作の和歌から付けられる「歌銘」、すでに銘のあるものに銘を付ける「追銘」。独自のセンスで付けられた銘は、茶会を彩る重要な要素の1つであったのです。
逸翁も茶会の趣向にふさわしい銘のある道具を用いたり、また自ら奇知に富んだ銘を付ける名人でもありました。

今回は、逸翁が茶会において用いた道具や、自ら名付けた銘を持つ道具の数々を展示いたします。
逸翁流、銘の楽しみ方をご覧下さい。

会期 7月9日(土)~8月14日(日)
出品作品 瀬戸大瓶手茶入 不昧歌銘「紅」
刷毛目茶碗 逸翁銘「永代」
五彩蓮華文呼継茶碗 逸翁銘「家光公」
黒樂朱釉茶碗 了々斎銘「夕紅葉」
共筒茶杓 銘「長刀」 等
開館時間 午前10時~午後5時(入館は4時30分まで)
休館日 毎週月曜日(ただし、7月18日開館、翌19日休館)
入館料 一般 1000円 大・高生 600円  中学生以下無料
※シニア(65歳以上)の方は入館料700円。その他各種割引あり
その他 毎週土・日・祝日にお茶を呈します。一服500円(受付:午前11時~午後3時)
講演会 7月23日(土)午後2時より
「銘のはなし」 裏千家今日庵文庫長  筒井紘一氏
※入館者聴講無料。午後1時より座席券配布、先着120名。
ギャラリートーク 7月30日(土)午後2時から担当学芸員による展示解説