2026展示I

とりマニア

期間:2026年1月24日(土)~3月29日(日)

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 古来、多種多様な鳥類の美しい姿は画題として好まれ、花鳥画は主要な画題としての地位を確立させ、大空を飛翔する姿や水辺や野原に佇んだり、木々に留まる様子などが多くの絵画に描かれました。また、和歌や俳句などに詠まれたり、鳥をモチーフにした工芸作品も多く作られています。これは長寿や繁栄を示す幸運のシンボルであったり、また季節の移ろいを示す存在でもあるからです。
 小林一三は昭和32年の正月に「鶏鳴暁を破って七返る初日出哉」と詠みました。この「七返る」とは干支が7周したことを指し、84歳の誕生日を迎えた一三自身のことを示しています。酉年生まれであった一三にとって、鳥は関心あるモチーフのひとつであり、鳥に関する作品を多く収集しています。
 本展では収蔵品の中から鳥にまつわる作品を展示し、さまざまな種類の鳥をご覧いただきます。普段はなかなか展示の機会がない作品も多く登場しますので、ぜひ展示室内でバードウォッチングをお楽しみください。

木蓮孔雀図 山田秋坪
一鷺平安図 赤松雲嶺
松樹双鶴図 中島来章
花鳥図 奥文鳴
柿目白図 鈴木華邨
群鴨図 鈴木華邨
牡丹孔雀図 岡本秋暉
秋草鶉図 奥文鳴
重要美術品 須恵器 脚付鳥蓋壷
青磁天鶏壷
会期

2026年1月24日(土)~3月29日(日)

休館日

毎週月曜日
ただし2/23開館、2/24休館

開館時間

10:00~17:00(入館受付は16:30まで)

展示作品

木蓮孔雀図 山田秋坪
一鷺平安図 赤松雲嶺
松樹双鶴図 中島来章
花鳥図 奥文鳴
柿目白図 鈴木華邨
群鴨図 鈴木華邨
牡丹孔雀図 岡本秋暉
秋草鶉図 奥文鳴
重要美術品 須恵器 脚付鳥蓋壷
青磁天鶏壷
ほか

トークイベント

「とりに誘われて-めくるめく野鳥の世界」
講師 鳶田ハジメ氏(漫画家・イラストレーター)

埼玉県在住。数年前から野鳥の世界に魅入られ、現在COMICポラリスにて「まいにち鳥びより」を連載中。既刊に「ぼっち旅~人見知りマンガ家のときめき絶景スケッチ~」(フレックスコミックス)ほか、装画や挿絵なども手掛ける。旅と風景と生き物が好き。
聞き手 宮井肖佳(本展覧会担当学芸員)

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(C)鳶田ハジメ/COMICポラリス
(C)フレックスコミックス

日時 2026年3月7日(土)14:00〜15:30 13:30開場
会場 逸翁美術館内 マグノリアホール
定員 100名(先着順、阪急文化財団友の会優先枠あり)
料金 聴講無料、要当日観覧券
申込 Webフォーム

観覧料

一般 700円
学生(高校生以上) 500円
中学生以下 無料

アクセス

阪急電鉄宝塚線 池田駅から北へ徒歩約10分、詳細はこちら

主催

公益財団法人 阪急文化財団

お問い合わせ

公益財団法人 阪急文化財団 逸翁美術館
TEL 072-751-3865