2025展示II

四条派ですが、実は─ 詩情派。呉春

期間：2025年4月12日(土)～5月11日(日)／5月16日(金)～6月15日(日)

　京都に生まれ、与謝蕪村に俳諧や俳画を習った松村月渓は、一時、大阪池田に住まいを移し、自然の営みや人々の暮らしにも眼を開いて、呉春と名乗ります。その後、京都に戻ってからは円山応挙の写生画を学び、時人の風趣に適う数々の作品を遺しました。
　後の京都画壇・大阪画壇に繋がる画家たちが、呉春の周りに集まって四条派を形成します。それは呉春が生み出す作品が、蕪村譲りの叙情性と応挙に並ぶ写実性とを合わせ持つ、豊かな魅力を有していたからでしょう。
　本展では、美術史だけではなく文学史からの視点も盛り込んで、詩情豊かな呉春の作品世界を解きほぐしてみたいと思います。

会期	前期：2025年4月12日（土）～5月11日（日）後期：2025年5月16日（金）～6月15日（日）
休館日	毎週月曜日　ただし5/5は開館、5/7は休館 5/12～5/15は展示替え休館
開館時間	10：00～17：00（入館受付は16：30まで）
講演会	演題　「呉春の文学的世界」講師　井田太郎氏（近畿大学文芸学部教授）日時　2025年5月10日（土）14：00～15：30 会場　逸翁美術館マグノリアホール申込　Webフォーム（先着80名）料金　聴講無料（要当日観覧券）
鑑賞講座	演題　「呉春作品における詩句と絵画とのレゾナンス」講師　仙海義之（阪急文化財団上席学芸顧問）日時　2025年4月27日（日）14：00～15：30 会場　逸翁美術館マグノリアホール申込　Webフォーム（先着80名）※受付終了しました料金　聴講無料（要当日観覧券）
展示作品	重要文化財白梅図屏風平家物語大原小鹿図【前期】騎馬狩猟図江村北海詩賛【後期】陶淵明画賛蕪村句貼紙【前期】雪月花句軸三幅対岩上孔雀図【後期】松下游鯉図【後期】徒然草雪の朝人物図扇面【後期】十二か月京風物句図巻【巻き替えあり】ほか、前期・後期あわせて全67点出品一覧展示作品の変更について（4月1日）
観覧料	一般 700円学生（高校生以上） 500円中学生以下無料
開催記念書籍	『四条派の祖呉春逸翁美術館コレクション』（東京美術、2025年4月） 3,300円（税込）逸翁美術館が所蔵する200点余りの呉春作品から80点を厳選し、呉春の人生の歩みとともに紹介。作品の調査にあたった6名の専門家による多角的な論考も収録、呉春の入門編にして決定版といえる作品集です。【特典1】特別価格 4/12からの会期中に「四条派ですが、実は─ 詩情派。呉春」展を観覧されたお客様は館内ミュージアムショップに限り、特別価格 3,000円（税込）でご購入いただけます。【特典2】ポストカード付き逸翁美術館オンラインショップで当書籍を購入された先着100名様に呉春筆「白梅図屏風」ポストカード2枚（右隻・左隻）をプレゼントします。
アクセス	阪急電鉄宝塚線池田駅から北へ徒歩約10分、詳細はこちら
主催	公益財団法人阪急文化財団
お問い合わせ	公益財団法人阪急文化財団逸翁美術館 TEL 072-751-3865

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