2025展示I

黒い美術(ART)

期間:2025年1月18日(土)~3月16日(日)

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 美術に欠かせない色、黒。絵画における水墨画、書における古筆や墨蹟は、黒い墨の濃淡で様々な風景や人物を描き分け、墨のかすれや線の太さや細さで、絵画や文字を書く人の個性を表します。
 また、工芸品においては、黒い釉薬の焼き物や、日本人に馴染みの深い漆を用いた作品などがあります。焼き物では、釉薬や焼成方法、温度や作られた場所などによって黒の発色が異なり、漆芸品では、漆の性質や塗り重ねられた上に磨かれることで生み出される艶のある黒など、それぞれが古から多くの人々を魅了してやまない"黒"色です。
 今回の展覧会では、そうした黒をモチーフにした作品に注目し、水墨画や古筆切、墨蹟などの掛軸や、樂茶碗や瀬戸黒茶碗、漆を用いた棗や盆、器などを収蔵品の中から展示し、黒い美術(ART)を取り上げます。

重要文化財 継色紙 伝小野道風筆
黒茶碗 本阿弥光悦作
飛鴨図 俵屋宗達筆
葡萄図 伊藤若冲筆
黒樂茶碗 覚々斎銘「あとみ」左入作
堆黒屈輪丸盆
会期

2025年1月18日(土)~3月16日(日)

休館日

毎週月曜日
ただし2月24日は開館、2月25日は休館

開館時間

10:00~17:00(入館受付は16:30まで)

講演会

演題 「漆黒美の愉しみ」
講師 小池富雄氏(元鶴見大学教授)

日時 2025年3月1日(土)14:00~15:30
会場 逸翁美術館マグノリアホール
申込 Webフォーム(先着100名)
料金 聴講無料(要当日観覧券)

展示作品

重要文化財 継色紙 伝小野道風筆
飛鴨図 俵屋宗達筆
葡萄図 伊藤若冲筆
黒茶碗 本阿弥光悦作
黒樂茶碗 覚々斎銘「あとみ」左入作
堆黒屈輪丸盆
ほか

観覧料

一般 700円
大・高生 500円
中学生以下 無料

アクセス

阪急電鉄宝塚線 池田駅から北へ徒歩約10分、詳細はこちら

主催

公益財団法人 阪急文化財団

お問い合わせ

公益財団法人 阪急文化財団 逸翁美術館
TEL 072-751-3865