
侘びてるばかりが茶の湯じゃない。楽しい茶の湯が好いですね。ムッツリ黙々のお茶はつまらない。ニッコリ歓談しながらお茶をいただこう。
先人たちが伝えたお道具にもこんな面白い物がある。剽軽な姿、華やかな彩り、見てるだけでも笑みが浮かぶ。意表を突いた見立てや、機知に富んだ命銘も、創意工夫の見せ所だ。
趣向を凝らして茶会を準備する、亭主の心延えもまた楽し。思いもよらぬ取り合わせで、一期一会のお客様を喜ばす。そんな茶会を楽しんでいたのは、誰よりも小林逸翁本人でした。
さあアナタもタノシイチャノユ展に、どうぞお出かけください。
主な出品予定作品
椿黒樂茶碗図扇子 酒井抱一
色絵鎗梅茶碗(乾山写) 永楽善五郎(16代)
墨蹟 一行「一二三四五々四三二一」 江月宗玩
竹筒花入 不昧歌銘「蔦の細道」 松平不昧
香炉釉唐人笛茶碗 樂慶入