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ミニ展示「小林一三と池田文庫」

 池田文庫のロビーでは、ミニ展示「小林一三と池田文庫」を開催中です。

 小林一三は、欧米各国を歴訪した経験から、日本も文化国家となるため、都市には図書館や博物館、美術館の建設が必要だと考えました。そこで、事業家としての第一歩を踏み出すキッカケとなった特別な地であり、1909(明治42)年から自らも居住し、第二の故郷として愛する大阪・池田の地を日本一の文化都市にしたいと考え、図書館と、美術館や集会所などを設けた社交機関である文化会館を建設し、理想的な一大文化拠点を作るという構想を抱いていました。
 そんな中、小林一三が池田に最初に作った文化施設は図書館・池田文庫であり、池田市制10周年にあたる記念日の1949(昭和24)年4月25日に開館しました。池田文庫を含む一廓は逸翁文化苑として親しまれ、1951(昭和26)年には池田新八勝に選定されました。
 1957(昭和32)年1月25日、小林一三は急逝したため、池田文化会館の建設は実現しませんでしたが、現在、阪急文化財団としてその遺志を引き継いでいます。

 小林一三の文化施設への思い、小林一三と池田、池田文庫に関する資料を紹介します。  [sa]

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