阪急文化財団ブログ

2012早春展「呉春の俳画と写生画 -特別公開 重文「白梅図屏風」-」開催中

昨日から、2012年早春展が開幕しました。

この展覧会では2年ぶりに、

呉春の代表作、重文の「白梅図屏風」を展示しています。

やっぱりこの屏風は素晴らしいですね。

堂々とした風格ある白梅図屏風は、

しばらく見ていても飽きることがありませんね。

2月4日に開催する、筑前琵琶上原まりさんのコンサートの際に、

白梅図屏風のケース内だけ明りをつける予定ですので、

また違った顔を見せてくれるのではないかと、私も期待しています。

→詳しくはこちら「筑前琵琶 上原まり 幽幻の世界 ~白梅図屏風とともに~」

その他の見どころは、呉春はその画風がどんどん変化していくのですが、

はじめ蕪村についていたころの南画風の絵、

洒脱味のある俳画、そして応挙と接近したころの写生画から四条派の画風へ。

この辺りの変遷がわかっていただけるのではないでしょうか。

呉春だけの作品の展覧会は当館でもあまり開催しませんし、

この機会にぜひ、ご覧ください♪