小林一三記念館について

概要

小林一三記念館は、小林一三の旧邸である洋館「雅俗山荘」を中心に、小林一三の事績を紹介する施設として、2010年に開館いたしました。

「雅俗山荘」では、1957年に逸翁美術館として開館して以来、50年にわたって小林一三収集の美術品コレクションを公開してきましたが、2009年に美術館が新設、移転したことに伴い、新たに「小林一三記念館」として生まれ変わり、1973年に敷地内に増築された現「白梅館」とともに、逸翁の業績に思いをはせることが出来ます。

また、雅俗山荘の内部は、2009年に文化庁より「雅俗山荘」、茶室「即庵」・「費隠」、正門の「長屋門」及び「塀」が、国登録有形文化財(建造物)に認定されたことを機に、小林一三が居住当時の状態に復元され、往時を偲ばせます。

写真:概要

茶室と庭園

一三が茶の湯を楽しんだ、近衛文麿公命名の茶室「費隠」、日本で最初に考案した椅子式の茶室「即庵」、貸茶室としても好評の「人我亭」等、三つの茶室をご覧いただけます。春にはさくらが咲き誇り、秋にはもみじが真っ赤に空を染める庭園からは、一三の風雅が偲ばれます。

写真:茶室と庭園