逸翁美術館

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2010秋季展

「逸翁コレクションにみる 中国陶磁の美 -悠久の歴史-」

期間:2010年9月18日(土)~12月5日(日)

当館で所蔵する中国陶磁は、六朝時代から清時代にまで及び、唐三彩・青磁・白磁・黒釉陶磁・磁州窯の白釉陶・青花(染付)・五彩など、様々なものがあります。唐三彩は、鮮明な緑釉、褐色釉、透明釉によって彩られた焼物で、主として死者とともに埋葬し、その墳墓を彩る明器として作られました。

青磁や白磁はその静謐な美しさが好まれ、中でも砧青磁と呼ばれた青磁は、最も澄んだ青色の焼物で、その遺品の殆どは日本にあることからも、日本人がいかに好んだかを窺い知ることができます。

天目を代表する黒釉陶器は、日本の茶人に非常に尊ばれました。また、鮮やかな染付を施した青花磁器(古染付、祥瑞、呉州)や、五彩磁器など多くの中国陶磁が日本に舶載され、日本の陶芸史に大きな影響を与えました。

逸翁は中国陶磁にも多大の関心を示しました。昭和12年(1937)に朝鮮から中国北部を訪れた際には、博物館や古美術商を見学し、自らの見聞を広げています。逸翁がしゅうしゅうした中国陶磁の多くは茶道具に見立てられ、茶会を華やかにも重々しくも彩りました。このたびの展覧会では、逸翁の目を通して収集された様々な中国陶磁を展示することで、茶の湯の世界でも用いられた中国陶磁の美をご覧いただきます。

会期 2010年9月18日(土)~12月5日(日)
開館時間 午前10時~午後5時(入館受付は4時30分まで)
休館日 会期中の毎週月曜日
ただし、9月20日、10月11日開館、9月21日、10月12日休館
入館料 一般 1,000円    大・高生 600円    中・小生以下無料
主要出品作品 白釉黒花牡丹文瓶(鉅鹿手)
青磁貼花牡丹文大香炉(水指)
禾目片身替天目茶碗(兎毫盞)
青花群童遊戯文入子鉢 銘「大明嘉靖年製」
五彩蓮華唐草文四方香炉 銘「大明万暦年製」
講演会 両日とも午後2時から (座席整理券は午後1時より配布 先着140名様)

10月16日(土) 「小林逸翁と茶道具、中国陶磁」
薩摩伝承館館長  矢部良明氏

11月20日(土) 「茶の湯と明清の貿易陶磁 -古染付と呉州手を中心に-」
東洋陶磁研究者  守屋雅史氏
音楽会 9月26日(日)午後2時から
チャリティコンサート「二胡の調べ」  二胡奏者  泉貴子氏
呈茶 会期中の毎週土・日・祝日の午前11時~午後3時まで、
表千家同門会大阪支部の先生方によるお呈茶があります。
1服500円(お菓子付き)