福岡市美術館に行ってきました
2014年01月12日
大変遅くなりましたが、みなさま明けましておめでとうございます。 本年も、このあまりにも不定期すぎるブログにお付き合いいただければ幸いです。 ということで、本日は昨日福岡市美術館さんに行ってきたのでご報告を。 現在福岡市美術館さんでは、「茶の湯交遊録 小林一三と松永安左エ門」展を開催されています。 この展示は、昨年当館にて秋季展第1部として開催した「茶の湯交遊録 小林一三と松永安左エ門」の展示と同じものです。 共同企画展なので、今は福岡市美術館さんで開催されているわけです。 大阪で見逃した方で、福岡に行くチャンスがある方は是非ともお立ち寄りいただければと思います。 松永安左エ門コレクションの中からも名品ばかりを出していただきましたが、 当館からの出品物も重要文化財9点を含む52点です。 これだけの重要文化財が一度に当館以外の展覧会で展示されることは非常に貴重な機会です。 また、昨日は、展覧会に関係する講演会として、 「松永安左エ門 電力再編成と茶を語る~NHKラジオ番組の音声復活!」を聴講してきました。 NHKさんの協力で著作権関係をクリアにしたものの、いつでも聞ける音源ではない貴重な音源とのこと。 電力再編成についてや、福澤諭吉翁について、茶についてなど御本人の音声で語られる言葉には深みがあり、 大変勉強になりました。 丁度タイムリーにも、黒田官兵衛の言葉を使って茶や社会に使っても語っておられたのは面白かったです! ただ想像していたよりも声が高かったのには驚きました。 ちなみに逸翁も声は高めなのですが、 講演会を聞きながら逸翁の声を聞いていただけるような企画も出来れば面白いのかな?と思いました。 いかがでしょうか。 さて、当館の早春展「花・はな・HANA -(重文)呉春筆白梅図屏風 -期間限定公開」の開幕まで後1週間を切りました。 来週から展示作業が始まります。 新年を寿ぐのに相応しい華やかな作品で展示室を彩ります。 お楽しみに!