10月1日(土)狂言の集い -狂言と絵巻のたのしみ方ー開催しました
2011年10月4日
本日は、2011秋季展「絵巻 -大江山酒呑童子・芦引絵-」に因んだイベントとして、
能楽師大蔵流狂言方の茂山良暢さんをお迎えし、
「狂言の集い -狂言と絵巻のたのしみ方-」を開催しました。
今回は、初めて狂言に触れ合う方にもより楽しんでいただくために、
まずは狂言とはどんなものなのか、ということをご説明いただきました。
実際に何枚もの肩衣をご持参いただき、ご披露いただきました。
また、休憩時間中にはこのような形で
様々な模様の肩衣を身近に拝見する機会を設けて下さいました。
今日のお客様は、とても貴重な機会になりましたね。
さて、本日の演目は、「伯母ヶ酒(おばがさけ)」です。
今日はただいまの展覧会でも前期展示中にあたるため、
酒呑童子という「鬼」を退治する絵巻が展示中です。
そこで、特に「鬼」が出て来る演目をお願いいたしました。
「伯母ヶ酒」というお話は、酒好きの太郎が、
お酒を販売している伯母に「鬼」の面をかぶって脅かしてお酒を飲もうというお話です。
かなり写真が暗くてすみません・・。
演じられている最中にフラッシュたくわけにもいかず・・。
雰囲気だけでも伝われば。
とても楽しい舞台でした。
なにぶん、狭いホールですし、舞台も絨毯張りですので、
動きにくいのではないかなぁと思ったのですが、
そこは流石プロの方ですね。
美術館で狂言を見る機会はなかなかないですし、
今後もご協力いただいて、続けていければと思います。