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夏季展「小林一三ワールド 逸翁の審美眼」本日より開館です!

本日4日より、逸翁美術館夏季展「小林一三ワールド 逸翁の審美眼」という展示が開催しました。

ポスターJPEG

「審美眼」とは簡単にいうと、「美」を的確に見極める力のことをいいます。
逸翁美術館の収蔵品はそのほとんどが小林一三が自身の「審美眼」によって選ばれた美術品です。
その中より、今回は2章にわけて、
第1章を【名品から見る逸翁の審美眼】、第2章を【逸翁の「見立て」「好み」「自作」】、
というテーマで展示を行っています。

第1章では、伝統的に名品として名高い物を、
うってかわって第2章では、その名品を見抜く審美眼が、
どの様にして自身の「見立て」「好み」「自作」に役立っていったのかをご紹介します!

第1章の名品コーナーでは、墨蹟、古筆、蕪村、呉春、長沢蘆雪などの掛軸の他、
茶道具の名品などを展示しており、こちらは前期後期でほぼ入替を行います!

第2章では、逸翁らしい華やかさが見える作品を展示しています。
中でも今回の展示の大きな特徴としては、「更紗」です。
展覧会ポスターでも更紗裂を使っていますが、展示室内でも更紗風のプリント装飾や、
実際に逸翁が収集した更紗裂をご覧いただけるように展示しています。

少しだけご紹介すると・・・

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sarasa2

sarasa4

sarasa1

このような作品たちです。
更紗裂を展示する事はとても珍しいので、この機会に是非ともご覧ください!

それ以外にも楽しんでいただける作品を多数展示しています。
どうぞ夏の暑さに負けずにご来館お待ちしております!

(A)

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夏季展「小林一三ワールド 逸翁の審美眼」 
(前期) 開催中~8月9日(日)
(後期) 8月22日(土)~9月27日(日)

※8月10日~8月21日は展示替えのため休館していますのでご注意ください!