春季展「与謝野晶子と小林一三」本日から開催!
2011年4月2日
本日午前10時より、春季展「与謝野晶子と小林一三」の展覧会を開催しております。
今回の展示の最大の目玉は、何といっても、
「与謝野晶子の新出書簡3通」の初公開です。
与謝野寛(鉄幹)・晶子の書簡は、
すでに書簡集として、世に広く紹介されていますが、
今回の書簡は当館が2009年に行った引っ越しの際に発見された、
未整理の書簡の束から発見されたものです。
この新出書簡は、自分の娘の結婚式の婚資が不足しているため、
寛の持っていた洋画を一三に購入してくれないか、という打診に関する書簡1通。
一三は快諾したのでしょう、それに対するお礼の書簡1通、
晶子自身が入院したこと対する見舞いへの返礼と、
代表作ともいえる『新新訳源氏物語』の出版の経緯や、
晶子の思いなどがつづられた書簡1通です。
このどれもが、文学史上に大きな足跡を残す貴重な書簡です。
また、晶子と小林一三の関係がよく現れた書簡でもあります。
その他にも、有名な「百首屏風」や「源氏物語礼讃歌」に関係する、
歌帖や屏風など、各所蔵者様のご好意でお借りした様々な作品と一緒に、
与謝野晶子と小林一三の関係を広くご紹介する展示となっています。
この機会にぜひ、ご来館ください!!
◆開催中~6月12日まで 春季展「与謝野晶子と小林一三」