旅行カバン
2009年12月8日
早いものでもう師走ですね。
1か月以上も更新を怠っていました。
(いらっしゃらないかもしれませんが)楽しみにしていただいていた方、申しわけありません。
開館記念特別展も無事に終了し、ただいまは、次回早春展の準備に奮闘中です。
美術館は、休館中だと暇なんじゃない?そう私も友人に言われることがありますが、
とんでもないですね。むしろ休館中の方が忙しいんですよ、これほんとに。
今日は旧館の中の整理に行っていたのですが、面白いものがありました。
タイトルの「旅行カバン」です。
誰のものかといいますと、もちろん・・・・
見えにくいですが・・・「Mr Ichizo Kobayashi」とあるので、
逸翁さんが実際に使われていたカバンでした。
逸翁さんは何度も海外に行かれてますから、このカバンも文字通り海を渡ったんでしょうね。
当時は何日もかけての船旅ですし。
カバンには行った先のステッカーのようなものが貼り付けてあって、
このような形ですね。
よーく見てみると、「ベルリン」やら「ハンブルグ」などの文字が見えますね。
ということは、昭和10年の12月ごろに中欧周辺を訪れておられるので、この時に貼られたものでしょうか。
試しに持ち上げてみたら、大きさの割にはすごく重かったです。
これらの一部は、来年春開館予定の「小林一三記念館」でも展示される予定です。お楽しみに!