お知らせ

2015早春展「神さま 仏さま ―祈りの美術」 開催中!

 歴史上、どれほど多くの人たちが「神さま」「仏さま」と唱えて、助けを願い、救いを求めたことでしょう。それは計り知れません。そうした神さまや仏さまは、図や像に造形化されて、私たちは身近に礼拝することができる対象物を得ました。人々の思いが深められ、願いが誠実なものになればなるほど、図や像は麗しく飾られ、その奇跡を伝える表現には現実味が求められるようになりました。

 本展では、仏教・神道・キリスト教関連の絵画や彫刻・工芸品を陳列します。作品に凝らされた様々な造形上の工夫には、時代や国を超えたたくさんの人々の祈りや願いが覗われます。かつての人たちが図や像を見つめた同じ眼差しを共有して、私たちもまたその祈る心を理解したいと思います。

  

 

【会  期】          2015年1月17日(土)~3月15日(日)

【主な展示品】    仏教   仏像  金銅観音並立像               開皇九年(589)在銘
                   仏画   地蔵菩薩十王図                14世紀
                   経巻   雙観無量寿経  巻上            天平六年(734)聖武天皇勅願経
             神道        渡唐天神像画賛  近衛信尹         16世紀
             キリスト教      最後の晩餐    マールテン・ド・フォス 16世紀
             ※ 目録はこちら。 (pdf:約1.2MB)

【ギャラリートーク】 2015年1月24日(土)、3月7日(土) 各日午後2時から担当学芸員による展示解説

【講演会】      《仏像きらきらし-金銅仏の魅力にせまる-》
             日 時 2015年2月14日(土) 午後2時~
             講 師 藤岡 穣氏(大阪大学大学院教授) 
             会 場 マグノリアホール(逸翁美術館内)
             ※入館者聴講無料・午前10時より座席券配布 先着120名

【鑑賞講座】  Ⅰ. 《恐い仏様・優しい仏様 尊像に様々な形姿があるのはなぜ?》
             日 時 2015年2月8日(日) 午後2時~
             講 師 仙海 義之(阪急文化財団学芸課長) 
             会 場 マグノリアホール(逸翁美術館内)
             ※入館者聴講無料・午前10時より座席券配布 先着120名

          Ⅱ. 《神になった菅原道真 ―天神信仰の背景―》
             日 時 2015年2月20日(金)午後2時~
             講 師 伊井春樹(阪急文化財団理事・館長)
             会 場 マグノリアホール(逸翁美術館内)
             ※入館者聴講無料・午前10時より座席券配布、先着120名。

【イベント】            《男声によるアカペラグループ「ジパングコンソート」@マグノリア》
             日 時 2015年3月7日(土)午後4時~
             料 金 一般3,000円(全席自由)※要申し込み。
             ※詳細はこちらをご覧ください。

 


【休 館 日】      毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日休館)

【開館時間】      午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

【入館料】        一般1,000円(小林一三記念館との共通入館券) 
              シニア(65歳以上)の方700円、大・高生600円、中・小生以下無料

【主 催】        公益財団法人阪急文化財団

※お問い合わせ   公益財団法人阪急文化財団 逸翁美術館
              TEL 072-751-3865  FAX 072-751-2427