お知らせ

■逸翁美術館はただいま休館中です■

・逸翁美術館は展示替えのため、9月9日(月)~10月4日(金)まで休館させていただきます。
・小林一三記念館は開館中です。
  (休館日:毎週月曜日、但し月曜日が祝日・振替休日の場合は翌日)
・なお、逸翁美術館内カフェ「IAM」(イアム)は月曜日を除き営業しております。

【次回展示のお知らせ】

2013秋季展 【小林一三生誕140周年記念Ⅱ】

第1部 「茶の湯交遊録 小林一三と松永安左エ門
                   -逸翁と耳庵の名品コレクション-」 

 本年平成25年(2013)、小林一三(逸翁)が生誕140周年を迎えたことを記念して、春秋二部構成
で展示を行います。春の第一部では、「復活!不昧公大圓祭」と題して、昭和29年に阪急百貨店
古美術街で行われた催し、「不昧公大圓祭」を中心に、逸翁が敬愛した大名茶人・松平不昧を取
り上げ、逸翁の茶道観に迫る展覧会を開催いたしました。この度の二部では、逸翁と同じく近代
茶人の一人として知られ、逸翁の生涯を通じた友であった松永安左エ門(耳庵)を取り上げた展示
を、耳庵が遺した作品を所蔵する福岡市美術館と共催で行います。
 松永耳庵は、明治8年(1875)長崎の壱岐に生まれ、逸翁に遅れること一年後の明治22年、慶應
義塾に入学します、同じ学舎に学ぶ先輩・後輩の間柄となった二人でしたが、親しい交流が始まる
のは、慶應義塾を出、それぞれが新しい事業を起こす、いわば実業家として黎明期のことです。
その後、逸翁が84歳で亡くなる昭和32年まで、約50年に渡って交流は続きました。中でもとりわけ
注目するのが茶の湯を通じた交流です。
 この展覧会では、逸翁と耳庵のコレクションの中から、二人の茶道観を表す道具の取り合わせ
や、茶の湯の枠を超えた蒐集品の数々を紹介します。
 近代茶人・逸翁と耳庵、茶の湯を通じた二人の交遊をご覧ください。

■会 期     2013年10月5日(土)~11月17日(日)

■講演会     10月26日(土)14時~ 「数寄者・耳庵と電力の鬼・松永安左エ門」
          文学博士(元福岡市美術館 学芸課長) 尾崎直人氏

■イベント    10月19日(土)15時~ 「小林一三が愛した伝統芸能~日本舞踊~洋楽と日本舞踊の融合」
          出演:山村流六世宗家 山村若氏

■ギャラリートーク  11月9日(土)14時~ 担当学芸員による展示解説