2012早春展

「呉春の俳画と写生画-特別公開 重文「白梅図屏風」-」

期間:1月14日(土)~3月4日(日)

重要文化財 呉春筆「白梅図屏風」は、呉春の代表作であるとともに、江戸時代さらには日本を代表する作品の一つです。薄暮に浮かぶ梅花から春の香が漂ってきます。早春の暖かさに、梅樹に育つ花の姿を、生き生きと表現することに、写生画の本領を示しています。
呉春は、蕪村に俳句、俳画と南画を学び、のち円山応挙の画法を収得し、写生画の世界を確立しました。呉春とその弟子たちは、京都四条で活躍したことから四条派と称され、呉春は、その祖とされます。この画派は、明治まで継続し、近代日本画に大きな影響を与えました。
呉春とともに蕪村の大コレクションがあり、逸翁美術館の収蔵品の核となっています。

会期 1月14日(土)~3月4日(日)
休館日 毎週月曜日
開館時間 午前10時~午後5時(入館受付は午後4時30分まで)
主催 財団法人 阪急文化財団
会場 逸翁美術館
講演会 2月18日(土)14時より「呉春の新しい魅力」 秋田県立近代美術館館長 河野元昭氏
入館者聴講無料。13時より座席券配布、先着120名。
イベント 2月4日(土)18時より「筑前琵琶 上原まり 幽玄の調べ-白梅図屏風とともに-」
ギャラリートーク 2月25日(土)14時から学芸員による展示解説を行います。
お知らせ 会期中、1月25日(水)に逸翁忌茶会を開催します。