逸翁美術館開館60周年記念展 第五幕

応挙は雪松、呉春は白梅。

期間:2018年1月20日(土)~3月11日(日)

第五幕 雪中松図屏風R1

  逸翁美術館開館60周年記念展、第五幕は「応挙は雪松、呉春は白梅。」と題して催します。円山応挙が率いた円山派の画家達の作品、呉春に代表される四条派の作品を陳列し、同じ時代を駆け抜けた画家達が織りなす、華やかな京都画壇の魅力を紹介します。

 けれども、円山四条派などといって、ともすれば一つとして語られがちな円山派と四条派。その二つの流派の違いは、一体どこにあるのでしょう。この展示では、著名な応挙の「雪松図屏風」(三井記念美術館、国宝)の習作とされる当館蔵の応挙「雪中松図屏風」と、呉春の代表作としてお馴染みの「白梅図屏風」(重要文化財)との対照を見所の一つとします。それとともに、それぞれの門人達の作品を集め、流派による志向の違いを際立たせてみようと思います。列品は、長沢芦雪筆「牡丹孔雀図」や呉春筆「秋夜擣衣図」(重要美術品)など、約50点を陳列いたします。

第五幕 白梅図屏風R1
会期 2018年1月20日(土)~3月11日(日)
休館日 毎週月曜日、ただし2月12日(月)開館、13日(火)休館
開館時間 午前10時~午後5時(ただし入館受付は4時30分まで)
講演会 日時  2月10日(土)午後2時より
講師  東京文化財研究所研究員 安永拓世氏
演題  『呉春筆「白梅図屏風」へのいざない―蕪村・応挙・池田の文化―』
ギャラリートーク 3月3日(土)午後2時より 仙海義之学芸課長による展示解説
主な展示品

円山応挙筆 雪中松図屏風
長沢芦雪筆 牡丹孔雀図
重要文化財 呉春筆 白梅図屏風
重要美術品 呉春筆 砧図(秋夜擣衣図) 他

※目録はこちら。(PDF906KB)

観覧料 一般 700円
大・高生 500円
中・小生以下無料
シニア(65歳以上)500円
アクセス 阪急電鉄宝塚線 池田駅から北東へ徒歩約10分、詳しくはこちらへ
主催 公益財団法人阪急文化財団
お問い合わせ 公益財団法人阪急文化財団 逸翁美術館
TEL 072-751-3865  FAX 072-751-2427