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平成29年 逸翁白梅茶会申込みについて

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毎年1度、小林一三の命日である1月25日に開催している「逸翁白梅茶会」。

平成29年1月25日(水)に通例通りに開催いたします。それに伴い、

10月1日(土)より

先着順にて申込みを受付ます。定員になり次第申込みを締め切ります。

 

実施日:  平成29年1月25日(水)  於:小林一三記念館「人我亭」 (雨天決行)

料金:  1名 1,000円(美術館へ入館されるお客様は美術館入館料を500円に割引)

担当:  裏千家 佐藤宗紀(そうき) 社中

 

逸翁美術館の所蔵品を使ってのお茶会はこの機会だけです。お気軽に参加いただける茶会ですので、ぜひお申し込みください♪

 

申込み方法は以下の方法のいずれでも受付可能です。


・往復ハガキの場合 

〒563-0058 大阪府池田市栄本町12-27

阪急文化財団 「逸翁白梅茶会係」 宛

 (※復信の宛先は必ず記入しておいてください)

・FAXの場合   

Fax 072-751-2427 

「逸翁白梅茶会係」 宛

・メールの場合  

Mail  itsuo-itsuoki@hankyu-group.jp

タイトルに「逸翁白梅茶会申込み」と入れてください。

・HPの場合

お問合せフォームから

お問合せ項目は「その他」にしてください。


いずれの場合も、

申込者の氏名、住所、電話番号(FAXでの返信を希望する場合は必ずFAX番号)、同伴者がいる場合の人数とその氏名

上記項目を必ずお書き添えください。

また、お電話での受付は一切お受けできません。

逸翁美術館、小林一三記念館の受付に設置してある申込用紙を使用していただくことも可能です。

 

 

予約票の返信は、

12月1日から5日の間に、

お申し込み頂いた方法にて返信いたします。

この期日を過ぎても返信がない場合は必ずお問合せ下さい。

予約票の返信が受け取れない場合は、当日ご参加いただけませんのでご注意ください。

 

<注意事項>

お申し込み受付段階ではこちらからの返信は一切いたしませんのでご注意ください。(返信は12月1日から12月5日の間に順次行います)

・メールやお問合せフォームからお申し込みの際は、必ずパソコンからのメールを受け取れる様にご設定いただくか、「hankyu-group.jp」のドメイン指定を解除してお申し込み下さい。こちらからの返信が受け取れない場合はご参加いただけませんのでご注意ください。

 

 

不明な点につきましては、お気軽にお問合せください。

皆様のお申し込みをお待ちしております。

 

(学芸員A)

友の会2016秋の見学旅行「逸翁交流の軌跡を辿る ~津・桑名編~」実施報告

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17日(土)は2016友の会秋の見学旅行「逸翁交流の軌跡を辿る ~津・桑名編~」を実施いたしました。

台風が近づいて来ていたため、天候の行方が心配されましたが、基本的にはほぼ全行程で雨に遭うこともなく無事終ることができて、ほっとしております。(高速道路をバスで走行中に一度ゲリラ豪雨のような雨に巻き込まれましたが)

まず、出発は朝の7時30分!この時点で三連休初日であったこと、また事故などもあり当初の予定ルートが混んでいましたので、運転手さんの判断により急きょ運行ルートを変更。結果大正解で、無事に予定通りの時間に1番目の目的地の石水博物館さんに到着しました。

石水博物館は一三翁とも茶友であった川喜田半泥子縁の博物館です。そこで現在開催中の展覧会「三重の先賢たち―士清・宣長・武四郎・・・近世から近代まで―」とその他に川喜田半泥子の作品を学芸員の龍泉寺さんにご説明いただきました。

その後再びバスにて今度は桑名を目指し、桑名と言えば・・焼き蛤で有名ですので、せっかく桑名に来たんだからと焼き蛤をいただきました。

昼ご飯を終えた後は、桑名市博物館さんにて「特別展 村正展」を学芸員の杉本さんの解説付きで観覧。昨今の刀剣ブームもあってたくさんのお客様が来られている中でのお話しに少し恐縮ですが、あまり普段刀剣を見る機会のない方にはとても為になるお話しだったと思います。

そして、最後の目的地「六華苑」へ。一三翁が若い銀行員時代に、銀行を訪れた初代諸戸清六氏から当地の名産である蛤のしぐれ煮の缶詰をもらっていたというエピソードを持つ館は、雅俗山荘とはまた違う和洋折衷の趣きでとても素敵でした。

少し遠出の見学旅行になってしまいましたが、事故なく無事に終えることができました。ご参加いただいた皆様、お疲れさまでした。

また来年も友の会では見学旅行を企画いたします。ぜひ、友の会にご入会いただき、一緒に旅行を始め、様々なイベントを楽しんでいただけたら幸いです♪

来年はどこに行きましょうかね‹‹\(´ω` )/››~♪

 

(学芸員A)

宝くじの日 ―歴史を見つめた籤棒のお話―

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9月2日は「宝くじの日」とのこと。宝くじではありませんが、ちょっと「籤」にまつわるお話しを。

当財団で所蔵している重要文化財「佐竹本三十六歌仙切 藤原高光」は、もともとは1つの巻物の形になっていました。三十六人の歌仙それぞれを描いた歌仙絵に、描かれた人物の略歴と和歌が一首添えられていました。

秋田の佐竹家から売りに出されたため「佐竹本」とも呼ばれたこの絵巻は、三十六歌仙絵巻の中では最も古いものと言われており、そのため売りに出された時はあまりに高価すぎたため、何人もの古美術商が共同で競り落としました。

この絵巻をその後に購入したのは、「虎大臣」との異名もとった山本唯三郎なのですが、彼もまた数年後に手放すことになります。しかし、あまりにも高価すぎて1人の収集家ではもはや購入することができない状況になっていました。

そこで考えられたのが絵巻を切断することです。今では文化財を切断するなど信じられないような暴挙と言われても仕方がありませんし、当時でも物議を醸したようですが、海外に流出してしまうよりはと、歌仙1人ずつ切断されました。大正8年(1919)12月20日、住吉大社を描いた図も含めて、全部で37分割されたのです。

この37図はそれぞれ籤によって購入者を決めることになりました。この時に使われたのが写真の籤棒です。

人気が高かったのはやはり、姫君たちであり、その次に公卿、僧侶はあまり人気がありませんでした。籤の結果、当時の大数寄者の1人でもあり、この切断にも大きくかかわった益田鈍翁が引き当てたのは僧侶の絵だったと言われています。(源順だったという説もあります)

鈍翁は一番人気の「斎宮女御」が欲しかったので不機嫌になってしまったのですが、そこは「斎宮女御」を引き当てた人が気を利かせて交換することで鈍翁の機嫌も治ったそうです。

そんな歴史の証人でもあるこの「籤棒」。籤で一喜一憂する大人たちをどの様な思いで見つめたのでしょうか。

 

ちなみに、この時、小林一三は籤には参加していません。当時参加していた古美術商から後になって購入しました。

 

 

(学芸員A)

2016年度友の会観劇会Ver.2【永楽館歌舞伎ツアー】11月9日(水)

永楽館外観

阪急文化財団友の会では、年2回の観劇会を開催していますが、今回だけは特別バージョンです。
バスで少々遠方へご案内。その行き先は・・・「永楽館歌舞伎」です!

永楽館は、兵庫県豊岡市出石町にある近畿最古の芝居小屋で、平成の大改修により、復活したのが平成20年(2008)。
そのこけら落公演から毎年、片岡愛之助丈が歌舞伎公演を担っておられます。
中村壱太郎丈、上村吉弥丈とともに大奮闘の公演は、数えること第9回。

実は、昨年の友の会旅行でこの永楽館を訪ね、上演されていない舞台裏を見学しました。
そこで、観劇会では、芝居小屋の本来の目的、表舞台を観る!
昨年見せていただいた舞台機構の効果を実感できる機会です。

「第九回永楽館歌舞伎」の詳細はこちら・・・

上方歌舞伎を継承される方々の大活躍をお見逃しなく!

11月9日(水)は、少々早起きをしていただき、朝7:30に池田集合。バスで出石永楽館へ。
お昼は「永楽館歌舞伎弁当」をご賞味いただきます。

定員に限りがありますので若干名ではありますが、友の会会員以外の方にもご参加いただけます!

永楽館歌舞伎観劇会の詳細は、こちらのPDFファイルからご確認ください。

参加ご希望の方は、070-6681-5187 までお電話ください。
※締切は9月30日(金)です。但し、定員になり次第、受付を終了させていただきます。

この旅のナビゲーターは当財団の学芸員です。皆さまのご参加をお待ちしております。

 

(観劇会担当)

秋季展「近現代絵画サロン 情熱と想像のコンチェルト」

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さて今日は、9月10日(土)から開催予定の「近現代絵画サロン 情熱と想像のコンチェルト」というタイトルの秋季展についてご案内します。

この展覧会、まずポスタービジュアルがいつもの逸翁美術館とはひと味違うと思いませんか?絵画の配置といい配色といい、そして何よりタイトルも!

タイトルの「コンチェルト」とは、協奏曲という意味で、この展覧会に出品する35人の画家たちの個性が奏でる様々な音色のことをいいます。

35人の画家のうち一部を紹介しますと、

ジェルジュ・ルオー、モーリス・ド・ヴラマンク、パブロ・ピカソ、アンドレ・ロート、モイズ・キスリング、熊谷守一、長谷川潔、荻須高徳、田村孝之介、小磯良平、三岸節子、有元利夫、織田廣喜、池田満寿夫・・・etc.

といった有名な画家の方々の作品を、逸翁美術館で初公開します。

また講演会は、

11月23日(水・祝)午後2時より、「小磯良平と同時代の画家たち―フランス絵画への憧れ」と題して、神戸市立小磯記念美術館キュレーターの廣田生馬氏にご講演いただきます。どんなお話しが聞けるのか楽しみですよね!

ギャラリートークは10月8日(土)と29日(土)の何れも午後2時より展示室で開催します。

 

普段とはちょっと(大分?)違った展覧会、どんな展示になるのか、どうぞ御期待ください!

(学芸員A)

阪急阪神ゆめ・まちチャレンジ隊2016

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21日(日)に「阪急阪神ゆめ・まちチャレンジ隊2016」のうち「茶の湯を通じて伝統文化に親しもう!」を実施しました。

暑くてとても厳しい1日でしたが、参加頂いた26人のお子様と、その保護者の皆様、お疲れさまでした!

アンケートも読ませていただきましたが、自分なりに茶の湯に触れていただき、とてもいい経験として頂いていることがよくわかりました。日常ではなかなかお抹茶を点(た)てるということを経験することは難しいかもしれませんが、この経験を忘れず今後生かしていただければ嬉しいです。

このプログラムではどの様なことを経験して頂くかといいますと、まず蹲踞(つくばい)での作法を教わります。

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そして、躙り口(にじりぐち)から茶室の中に入ったら、お床の前で、掛軸(かけじく)などのお道具類を拝見します。

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拝見が終ると、中で先生のお話をお聞きしたり、手本となるお点前(てまえ)をまず見て、それからお子さんには自分でお抹茶を点ててもらう体験です。

また、最後には一緒に来てくださっている保護者の方にお抹茶を点てて差上げます。自分で点てたお抹茶を保護者の方に飲んで頂く機会はあまりないことでしょうから、「美味しい」の一言、とても嬉しかったのではないでしょうか。

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最後に参加したお子様で記念撮影。これはいいお天気でしたので、「雅俗山荘」を背景にぱちり。みなさん、とてもいいお顔されていますね。

記念品に当館のオリジナル懐紙(かいし)をプレゼント。またいつの日かその懐紙を使ってお抹茶を楽しんでくださいね。

 

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私が子供の頃にこういったチャレンジ隊のようなイベントがあったら是非参加してみたいと思えるイベントがいっぱいでとても羨ましいです。ご参加いただき、ありがとうございました。

 

(学芸員A)

鉄道模型フェスティバル2016

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昨日から阪急百貨店の9階阪急うめだギャラリーで開催されている「鉄道模型フェスティバル2016」に早速行ってきました!

あいにく私は鉄道方面の専門ではないので、ジオラマを走り抜けている列車を見ても、「お、◯◯◯◯系!」とかは言えないのですが、素人は素人なりに楽しんできましたー。

中にはたくさんの鉄道ファン、鉄道模型ファンの方や、小さいお子様などで賑わっていました。

当財団からもちょっとだけ資料を提出させていただいております。フェイスタオルの柄になっているポスターとかなのですが、パネルとしても掲出されていましたので会場で探してみてください!

この鉄道模型フェスティバル2016は15日(月)までとなっています。お早めにご覧ください。

 

今なら祝祭広場で「シン・ゴジラ」の姿も見れますよ!

 

(学芸員A)

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【参加者募集中】秋の見学旅行2016

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毎年、阪急文化財団友の会では1年に1度の見学旅行を実施しています。

今年は、「逸翁交流の軌跡を辿る ~津・桑名編~」をテーマに、三重県の津や桑名をめぐる旅行となっております。

見学先の六華苑(旧諸戸清六邸)は、鹿鳴館を設計したジョサイア・コンドルの設計による洋館と、池泉回遊式庭園を持つ和風建築からなる貴重な文化財として平成9年に国の重要文化財に指定されている建物です。諸戸清六は若き銀行員時代の逸翁とも交流のあった人物で、『逸翁自叙伝』にも登場します。

石水博物館は、陶芸家・川喜田半泥子の作品を多く収蔵する博物館です。半泥子と逸翁は茶友として親しく交流し、半泥子より贈られた作品も当館で所蔵しています。

桑名市博物館では特別企画展「村正-伊勢桑名の刀工-」を見学します。

いずれの施設でも、特別解説付ですので、すみずみまで楽しんでいただけます!

お昼ご飯は桑名名物の蛤が堪能出来るプランです。

今回は若干名ではありますが、友の会会員以外の方にもご参加いただけます!

ご参加ご希望の方は、070-6681-5187 までお電話下さい。詳細につきましてご説明させて頂きます!

この旅のナビゲーターは当財団の学芸員です。皆さまのご参加お待ちしております。

 

見学旅行の詳細は下記PDFファイルからご確認ください♪

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(友の会旅行担当)

資料整理いろいろ

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私たち学芸員の仕事は色々な種類がありまして、ただ今は他の仕事の合間を縫うようにして行っているのが「資料整理」です。

実はまだまだ整理しないといけない資料はたくさんあって、私が今整理しているのは、小林一三宛の書簡類です。

色々な方から送られて来てるなぁ~とか、よくこんな手紙とってあるなぁと思うものもあったりと、整理しながらも面白い書簡類がたくさんあります。

写真は両方ともツイッターの方でも一度紹介していますが、左側は名前間違い、右側はオシャレな暑中御見舞いです。

色々な事業に拘っていた一三翁の元には、全然お付き合いのない方から唐突に就職斡旋のお願いが来たり、もちろんお仕事関係のお手紙もきたりします。寄付金のお願い書なのに「暑中御見舞い」と印刷されているところを二重線で消して「残暑御見舞い」と手書きしてあったりするなど、お願い書なのに、二重線で消しちゃうのか・・などという手紙もあったり。

中には、

「お、この手紙は日記の内容と合致する」

「この時、こんなことしてたんだ」

とまだまだ内容は精読したわけではなく、ざっくりしか把握していない状態でも資料として高い価値がありそうな書簡もあります。まだまだ終わりが見えない状態ですが、少しずつでも整理頑張っていきたいです!

 

で、書簡整理しながらいつも思うのが、送られてくる住所のアバウトな事(笑)

建石町まで書いてあったら、細かいな!て思えるくらい皆さんアバウトです。「阪急沿線 小林一三様」や「大阪府下池田市 小林一三様」「池田 小林一三様」などなど・・・。

それにしても「阪急沿線」にはびっくりしました(笑)阪急沿線で小林一三といったらここしかないだろう!ていうくらいの認知度だったのでしょうか。それもまたすごいですよね。

 

(学芸員A)

館外展示のお知らせ<江戸東京博物館>

7月5日(土)より東京の江戸東京博物館において開催される予定の、

「大妖怪展 -土偶から妖怪ウォッチまで-」展

に、当館所蔵の重要文化財「大江山絵詞 下巻」が出品される予定です。

 

展覧会の内容はこちらのサイトからご確認ください。

「大江山絵詞」は7月5日から7月24日までの期間限定の展示となります。有名な場面は酒呑童子の首が斬られる場面なのですが、今回展示される場面はひと味違う場面ですのでお楽しみに!

東京でこの「大江山絵詞」をご覧いただける機会はあまり多くありませんのでこの機会に是非ごらんください♪

(学芸員A)

重要文化財「大江山絵詞」とは?

大江山絵詞は、源頼光が勅命によって配下の四天王とともに、諸神の加護を得て大江山の酒呑童子を退治するという物語が描かれたものである。酒呑童子の物語には、その住居を大江山とするものと、伊吹山とするものの二系統があり、この絵巻は大江山系酒呑童子絵巻のうち、最古のものである。他の流布本に比べ、源頼光らが鬼神征伐の勅命を受け、都を出発する日を正暦元年(990)11月1日と明記し、彼らを守護する住吉・熊野・八幡・日吉の四神が占める割合も格段に多い。
 また酒呑童子登場の場面では、「一丈許の気高くかしこく知恵ふかげな大童」と描写しているのもこの絵巻のみで、それ以外にも多くの相違点をもつ。二巻二十四図のうち、錯簡が見られ、また約十ヶ所近くの脱文があるが、別添の詞書一巻によって大部分を補うことができ、この詞書は室町時代中期の写本である。絵・詞書ともに筆者は不明であるが、絵は土佐派風である。元々は千葉の香取神宮の所蔵であり、その後松浦伯爵家に渡り、昭和9年の同家売立で本山豊実が落札した後、昭和13年8月に小林一三の元に収められた。