美術館ブログ

ブログメニュー

2017年友の会見学旅行に行ってきました♪

001

秋晴れの9月30日、今年度の友の会見学旅行に行ってきました。

行き先は山田松香木店様でのお香体験と、陽明文庫様の見学です。ぬけるような青空の下、出発しました。

まず最初は山田松香木店様でのお香体験です。香木の種類などを説明していただき貴重な香木も見せていただきました。その後、お香体験をそれぞれ楽しんでいただいたと思います!

お香の世界はとても奥深くて想像していたより、お香の種類を聞き分けることが大変でした。

その後は、等持院の近くにある割烹竹茶寮にでお昼ご飯です。松花堂弁当を頂きましたが、どれもこれもおいしくてお腹いっぱいになりました。

ファイル 2017-10-06 15 52 28

その後は、近衛家由来の宝物を管理されている「陽明文庫」様に伺い、文庫長の名和先生にご案内いただきました。

普段なかなか見ることができない貴重な宝物をたくさん拝見し、長年守ってこられた方だからこそのお話もお聴きすることができ、とても勉強になりました。

006

来年の目的地はどこになるのか、ネタをひねり出してみたいと思います。

こういった友の会の見学旅行にご参加いただくには、阪急文化財団友の会にご入会いただく必要があります。ぜひご参加いただいて、来年、ご一緒に旅に出ませんか?普段なかなか行きにくいところなどをご案内できるかもしれませんよ♪

 

(学芸員A)

2016年度友の会観劇会Ver.2【永楽館歌舞伎ツアー】報告

7おまけ辰鼓楼

今回の観劇会は、阪急観光バスで、兵庫県豊岡市の出石永楽館まで遠出をしました。
暑さも寒さも、日本一、二を競う豊岡市。この日の気温は、最高が9度、夕方には5度・・・。
小雨が降ったりやんだりで、なお一層寒さが身にしみる日でした。

今回は、お芝居だけでなく、普段聞き逃しがちな歌舞伎ならではの「音」にも注目しましょう!ということで、まずは地元の青年会の皆さまが打たれる「おふれ太鼓」を見学しました。
そして開演30分前に演奏される「着到」は、履き物を脱いだり、席への移動で一番賑やかな時ですから、ちょっと聴き取りにくかったかもしれません。

1バス出石到着
2おふれ太鼓

さて、近畿最古の芝居小屋 永楽館の中へ入ると、明治期にタイムスリップしたような温かみのある小屋です。
なによりも、どこから観ても舞台が近い!中村壱太郎丈や上村吉弥丈が通られるたびに、打掛のふきが私の荷物を引きずらないようによけていました。近すぎ・・・。

3館内C
3館内B

そして、いよいよ役者さん全員が初役で挑まれる「信州川中島合戦 -輝虎配膳-」です。
片岡愛之助丈は、品位と威厳のある輝虎が、怒りにワナワナと震えるお姿を、そして、壱太郎丈のお勝は、器用にお琴を弾きながら詫びる健気な嫁を演じられ、吉弥丈の越路は、輝虎が運んだお膳を足蹴にする時、一瞬顔を背けて申し訳ないような表情をされたのが印象的でした。
絵になる場面がいくつもある古典です。

幕が閉まると、「砂切(しゃぎり)」を聴いて幕間へ。
地元の食材ばかりで作られた「葵」さん特製「永楽館歌舞伎観劇弁当」をいただきました。

4お弁当

次は永楽館歌舞伎名物「お目見得口上」。毎年大盛り上がりの口上です。吉弥丈の「ああ上野駅」出石バージョン大熱唱も聴かせていただきました!(永楽館未体験の方は状況がつかめないと思いますが・・・。)

次は水口一夫先生が喜劇を歌舞伎に書き替えられた「春重四海波(はるをかさねてしかいなみ)」。
幕あきから大爆笑で、愛之助丈は、高速で70歳まで歳を重ねた、ちょっと頼りないけどかわいいお爺ちゃん。壱太郎丈は、愛らしい娘さんから、艶のある中年、そして白髪のお婆ちゃん。ご両人が本当に仲睦まじく、大爆笑の後にジワッと温かくなるお芝居でした。

幕が閉まり、「打出し」を聴いた後も客席の拍手は鳴り止まず、歌舞伎としては珍しいカーテンコールがありました。

古典の「輝虎配膳」は往路のバス内で見どころをお話ししていましたが、わかりやすくて笑える「春重四海波」は観てのお楽しみということで、あえて何もお話しせずに観劇。この二本の組合せと名物口上に、参加者の皆さまにはとても楽しんでいただけました。

 

5豊岡市立美術館

終演後は、各自出石の町を散策。豊岡市立美術館 -伊藤清永記念館-の「歌舞伎衣裳展」などを鑑賞しました。また、ここには永楽館歌舞伎の第一回(2008年)と、第八回(2015)の絵看板も展示されていました。第一回が穂束とよ國氏、第八回はご子息の穂束宣尚氏の作品です。
阪急文化財団でも明治期の絵看板コレクションがあり、とよ國先生には種々ご教示いただいておりました。1点だけですが、とよ國氏のお父様の穂束信勝氏の作品も所蔵しています。
とよ國氏は、永楽館の他にも、南座、松竹座など多くの劇場の絵看板を手掛けられ、2014年に急逝されました。その年から急遽宣尚氏に代わられ、お父様の作風をしっかり継承されています。
お二人の作品が横に並べられたのを、とても感慨深く拝見しました。

最後のお楽しみは、復路のバスで抽選会!愛之助丈のサイン入り番附をプレゼントです。番附の「勧進帳」富樫の写真にサインをしてくださいました。  

途中「道の駅 まほろば」でお土産を買い込み、19時過ぎに池田到着。

お芝居好きの方も、今では便利で快適な劇場に慣れていらっしゃると思います。現代人にとって、昔ながらの芝居小屋は少々窮屈で不便なこともありますが、舞台や役者さんとの実際の距離が近いだけでなく、「歌舞伎」が今よりもっと身近な存在であった時代にワープしたようで、もっともっと気軽に歌舞伎を楽しむきっかけとなれば嬉しく思います。そして、役者絵や絵看板など、当財団の所蔵する歌舞伎資料にもご興味が増していただければ、さらに嬉しく思います!

皆さま遠方まで、長時間お疲れ様ございました。

 

(学芸員T)

2016年度友の会観劇会Ver.2【永楽館歌舞伎ツアー】11月9日(水) 追加募集中!

輝虎

以前にもお伝えしましたが、この秋の観劇会は、出石の「永楽館歌舞伎ツアー」です。
人気の片岡愛之助丈の奮闘公演、ただいま追加募集中です!

只今ハッピーオーラあふれる片岡愛之助丈の座頭公演。この永楽館では毎年初役に挑戦されます。
今年は、松嶋屋さんにとって大切な演目『信州川中島合戦(しんしゅうかわなかじまがっせん)』より「輝虎配膳(てるとらはいぜん)」。
長尾輝虎(上杉謙信)が、武田信玄の軍師山本勘助を味方に取ろうと、勘助の母越路と妻お勝を招き、自ら料理を運んでもてなすのですが、その計略を見抜いた老母越路がお膳を足蹴に・・・(~続きは舞台で~)
とても歌舞伎らしい(当然ですが・・・)お芝居です。

さて、愛之助丈は、現在、新橋演舞場の十月花形歌舞伎「GOEMON 石川五右衛門」でも座頭として大活躍です。
永楽館の古典に対して、こちらはフラメンコを踊る石川五右衛門って・・・。
この斬新な作品を手掛けられたのは水口一夫先生。
永楽館の2つめの演目は、その水口先生が、曾我廼家五郎の喜劇作品を歌舞伎にされた「春重四海波(はるをかさねてしかいなみ)です。

ちなみに、曾我廼家五郎は、最初、中村珊之助という歌舞伎役者でした。
池田文庫でも、五郎の資料をまとめて所蔵していますので、2007年に「曾我廼家五郎の喜劇展」を開催しました。

そして、もう一つ忘れてはならない、永楽館名物「お目見得口上」。
個人的には中村壱太郎丈の「ゆるキャラ大合唱」が大好きです。
意味不明だと思いますが、これは永楽館歌舞伎ならではの異色の口上です。
今年は幸せ満載の愛之助丈がターゲットになるのでしょうか???

片岡愛之助丈、中村壱太郎丈、そして水口一夫先生、かつて阪急文化財団のイベントにご登場いただいた皆さまです。(いつもお世話になっております。)


近畿最古の芝居小屋で、バラエティに富んだ演目、この機会をお見逃しなく!


愛之助丈のサイン入り番付(プログラム)があたるかも?!

お申込み方法はこちらから

 

(学芸員T)

 

友の会2016秋の見学旅行「逸翁交流の軌跡を辿る ~津・桑名編~」実施報告

CsgsvPXVIAA7E3T
Csg79QyVIAEynYO

17日(土)は2016友の会秋の見学旅行「逸翁交流の軌跡を辿る ~津・桑名編~」を実施いたしました。

台風が近づいて来ていたため、天候の行方が心配されましたが、基本的にはほぼ全行程で雨に遭うこともなく無事終ることができて、ほっとしております。(高速道路をバスで走行中に一度ゲリラ豪雨のような雨に巻き込まれましたが)

まず、出発は朝の7時30分!この時点で三連休初日であったこと、また事故などもあり当初の予定ルートが混んでいましたので、運転手さんの判断により急きょ運行ルートを変更。結果大正解で、無事に予定通りの時間に1番目の目的地の石水博物館さんに到着しました。

石水博物館は一三翁とも茶友であった川喜田半泥子縁の博物館です。そこで現在開催中の展覧会「三重の先賢たち―士清・宣長・武四郎・・・近世から近代まで―」とその他に川喜田半泥子の作品を学芸員の龍泉寺さんにご説明いただきました。

その後再びバスにて今度は桑名を目指し、桑名と言えば・・焼き蛤で有名ですので、せっかく桑名に来たんだからと焼き蛤をいただきました。

昼ご飯を終えた後は、桑名市博物館さんにて「特別展 村正展」を学芸員の杉本さんの解説付きで観覧。昨今の刀剣ブームもあってたくさんのお客様が来られている中でのお話しに少し恐縮ですが、あまり普段刀剣を見る機会のない方にはとても為になるお話しだったと思います。

そして、最後の目的地「六華苑」へ。一三翁が若い銀行員時代に、銀行を訪れた初代諸戸清六氏から当地の名産である蛤のしぐれ煮の缶詰をもらっていたというエピソードを持つ館は、雅俗山荘とはまた違う和洋折衷の趣きでとても素敵でした。

少し遠出の見学旅行になってしまいましたが、事故なく無事に終えることができました。ご参加いただいた皆様、お疲れさまでした。

また来年も友の会では見学旅行を企画いたします。ぜひ、友の会にご入会いただき、一緒に旅行を始め、様々なイベントを楽しんでいただけたら幸いです♪

来年はどこに行きましょうかね‹‹\(´ω` )/››~♪

 

(学芸員A)

2016年度友の会観劇会Ver.2【永楽館歌舞伎ツアー】11月9日(水)

永楽館外観

阪急文化財団友の会では、年2回の観劇会を開催していますが、今回だけは特別バージョンです。
バスで少々遠方へご案内。その行き先は・・・「永楽館歌舞伎」です!

永楽館は、兵庫県豊岡市出石町にある近畿最古の芝居小屋で、平成の大改修により、復活したのが平成20年(2008)。
そのこけら落公演から毎年、片岡愛之助丈が歌舞伎公演を担っておられます。
中村壱太郎丈、上村吉弥丈とともに大奮闘の公演は、数えること第9回。

実は、昨年の友の会旅行でこの永楽館を訪ね、上演されていない舞台裏を見学しました。
そこで、観劇会では、芝居小屋の本来の目的、表舞台を観る!
昨年見せていただいた舞台機構の効果を実感できる機会です。

「第九回永楽館歌舞伎」の詳細はこちら・・・

上方歌舞伎を継承される方々の大活躍をお見逃しなく!

11月9日(水)は、少々早起きをしていただき、朝7:30に池田集合。バスで出石永楽館へ。
お昼は「永楽館歌舞伎弁当」をご賞味いただきます。

定員に限りがありますので若干名ではありますが、友の会会員以外の方にもご参加いただけます!

永楽館歌舞伎観劇会の詳細は、こちらのPDFファイルからご確認ください。

参加ご希望の方は、070-6681-5187 までお電話ください。
※締切は9月30日(金)です。但し、定員になり次第、受付を終了させていただきます。

この旅のナビゲーターは当財団の学芸員です。皆さまのご参加をお待ちしております。

 

(観劇会担当)

【参加者募集中】秋の見学旅行2016

dsc_0538

毎年、阪急文化財団友の会では1年に1度の見学旅行を実施しています。

今年は、「逸翁交流の軌跡を辿る ~津・桑名編~」をテーマに、三重県の津や桑名をめぐる旅行となっております。

見学先の六華苑(旧諸戸清六邸)は、鹿鳴館を設計したジョサイア・コンドルの設計による洋館と、池泉回遊式庭園を持つ和風建築からなる貴重な文化財として平成9年に国の重要文化財に指定されている建物です。諸戸清六は若き銀行員時代の逸翁とも交流のあった人物で、『逸翁自叙伝』にも登場します。

石水博物館は、陶芸家・川喜田半泥子の作品を多く収蔵する博物館です。半泥子と逸翁は茶友として親しく交流し、半泥子より贈られた作品も当館で所蔵しています。

桑名市博物館では特別企画展「村正-伊勢桑名の刀工-」を見学します。

いずれの施設でも、特別解説付ですので、すみずみまで楽しんでいただけます!

お昼ご飯は桑名名物の蛤が堪能出来るプランです。

今回は若干名ではありますが、友の会会員以外の方にもご参加いただけます!

ご参加ご希望の方は、070-6681-5187 までお電話下さい。詳細につきましてご説明させて頂きます!

この旅のナビゲーターは当財団の学芸員です。皆さまのご参加お待ちしております。

 

見学旅行の詳細は下記PDFファイルからご確認ください♪

ちらし見学旅行2016

 

 

(友の会旅行担当)

友の会限定特別講座のお知らせ

阪急文化財団友の会では、会員の皆様を対象に、特別講座を開講しています。芸術がより身近なものとなるよう、学芸員の目線からさまざまなお話をさせていただきます。本年度は以下のとおりの予定です。

 

6月4日(土) わかる日本画 説話画 (1)
7月29日(金) わかる日本画 説話画 (2)
下半期予定   歌舞伎をたのしむ(1)
下半期予定   歌舞伎をたのしむ(2)

基本的に一話完結ですので、どれか一つでも大丈夫です。会員ではないけど聴いてみたいという方、この機会にぜひ入会をご検討ください。他にもさまざまな特典をご用意しております。


→詳しくは阪急文化財団友の会

(学芸員Y)

2015年友の会見学旅行に行ってきました♪

ようやく秋めいてきた10月3日(土)、今年も友の会の見学旅行を無事に開催いたしました。
毎年行き先が違うのですが、今年のメインは兵庫県美方郡香美町にある「大乗寺(応挙寺)」です。

兵庫県美方郡香美町はもうすぐそこが日本海という場所ですから、
大阪から向かうには結構遠いのが難点。

途中の出石でまず近畿でも最古の芝居小屋「永楽館」を見学しました。
明治34年に建てられた当時のままの姿を見ることが出来る大変貴重な場所です。

003

004
この中で現在でも営業されていらっしゃるお店は大分数が少なくなっているとのこと。
時代の移り変わりを感じます。

お昼ご飯は出石と言えばお蕎麦!とのことで、蕎麦御膳を頂きました。

018

そして、再びバスに揺られてようやく「大乗寺(応挙寺)」に到着しました。

031

寺内は山岨副住職にご案内いただきました。
わかりやすく詳しいご説明はとても勉強になりました。
参加者の方々もじっと耳を傾けていらっしゃいました。

022

特別な場所も見学させていただけたので、会員様も楽しんでいただけたのではないでしょうか。

途中で休憩のために道の駅但馬まほろばに立寄って帰路につきました。
長いバスの旅でしたので、お疲れが出られてないといいのですが。

阪急文化財団友の会では年に1度こういった見学旅行を行っています。
是非ご入会いただいて、ご参加ください♪

(学芸員A)

友の会講座「源氏物語の遊び」(7月24日)

2015年度第2回友の会講座をご案内いたします。

日時 2015年7月24日(金)14:00~
場所 逸翁美術館マグノリアホール
演題 「源氏物語の遊び」
講師 伊井春樹(阪急文化財団館長)

内容
平安時代は、どのような遊びがあったのでしょうか。
優雅ながら退屈な日々を過ごしていたのではないかと思いたくなるのですが、
「遊びをせんとや生まれけむ、戯(たはぶ)れせんとや生まれけむ」(『梁塵秘抄』)とも歌われますように、
さまざまな遊びがあり、楽しみにふけってもいたようです。
女性たちはもっぱら室内の遊びに心奪われ、競い合いもしていました。

ここでは『源氏物語』の絵合(えあわせ)と、女楽(おんながく)を取り上げ、
その遊びが物語の展開においてどのような意義を持ち、
構想にもかかわったのかを考えてみることにしましょう。

阪急文化財団友の会では会員の皆様を対象に、様々なイベントを開催しています。
友の会講座は年4回開催しております(無料)。

「会員ではないけれど聴いてみたい」という方は、
この機会にぜひ阪急文化財団友の会入会をご検討ください!

------------------------------------

(Y)

友の会講座 開催!

本日(6月19日)「友の会講座」を開催しました。
テーマは「源氏物語の花」で、館長伊井春樹がお届けしました。
多くの方にご来場いただき、誠にありがとうございました!

次回の講座は以下のとおり予定しています。

日時 2015年7月24日(金)14:00~
場所 逸翁美術館マグノリアホール
演題 「源氏物語の遊び」
講師 伊井春樹(阪急文化財団館長)

阪急文化財団友の会では会員の皆様を対象に、様々なイベントを開催しています。
友の会講座は年4回開催しております(無料)。

「会員ではないけれど聴いてみたい」という方は、
この機会にぜひ阪急文化財団友の会入会をご検討ください!

——————————————————-

(Y)