• 資料名
  • 分類 役者絵
  • No. 仁1-074
  • 絵師 芳雪
  • 上演年月日 文久03(1863)02月吉日 
  • 上演場所 角/大坂
  • 外題 [死絵]口上(こうじょう)
  • 役者(役名) 片岡秀太郎[1]、片岡我當[2]、嵐璃寛[3]、片岡土之助[1]、片岡我童[2](死絵)
  • 画題・画中文字 「嵐璃寛 恐れながら一寸是にて御断やら又は我童身分のよし倅共々義を御願ひ申上升御一統様御存の如く片岡我童義久々にて江戸表より罷帰り御目見へ仕り候所御ヒイキ厚く御引立に預り昨年も興行之節賑々敷御見物被下一座之者共有難仕合に奉存升る直当二ノ替り狂言差出シ升たる所賑々しく御見物被成候所計らす急病差起り色々介抱の加へ升たれ共養生も相叶はずとふ/″\めいどの旅へ乗込致され升て厶り升る只跡に残り升たる倅共は私をとらへ伯父様/\と申ばかりにて涙にくるゝ計にて誠に私も当惑の仕り杖柱とも思ひ升る弟我童は右の仕合芝居興行も相成がたくとぞんじ十方にくれ升たる所去旦那様よりの段々の御諭に預り升て大役乍倅我當に相勤させ興行仕升たる所御見物被下有難存升るやうに厶り升る只此上なから御ヒイキ厚き我童の俤と思召被下ましていく/\にて其松島や名跡相続仕り升るやう御引立之程奉希上升る○サア/\三人とも旦那様へおねがひ申たかよいそや」「片岡我當 只今璃寛様の申され升る通り親我童永らく御ヒイキに預り升たる所はからず急病差起りまして病死仕り升たるゆへ弟二人リ共御見かけの通りの者又私迚も未熟成不調法者誠に闇夜にともしびの消たることく十方にくれ二人の弟諸共になみだのかはく間もなく仏前に向ひおり升るやうに厶り升る旦那様方の御諭に預りかく大役を仕り升るはかへつてお呵りも受ふかとぞんじ升たるにかよふに御見物被成被下候段誠に心魂にてつし有難仕合に厶り升る申上度事も数/\厶り升れど胸一ツばいに相成何事も申上升ぬよふに厶り升私は申に不及二人リの弟を此上なから御引立被下升るやうすみからすみ迄お願ひ申上升る」「片岡秀太郎」「片岡我當」「嵐璃寛」「片岡土之助」「文久三亥ノ二月十六日」「竜頼院我来日環信士」「行年五十四才」
  • 判型・技法
  • 位置 01:01
  • 落款・印章 芳雪
  • 摺師・彫師
  • 版元・発行人
  • 改印